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カテゴリ:コラム

コロナ禍で注目されたモノ・サービス ~人気のパーソナル○○に行ってみた~

2022.6.11

3年ぶりに行動制限なしのゴールデンウィークから1か月以上が経ち、私たちの日常生活は一時に比べれば平常に戻りつつあります。しかし、コロナ禍で変わった人々の生活様式は元に戻るということはなく、これからはウィズコロナの生活が続きます。

コロナ禍で社会やビジネスに起きた変化について振り返ってみましょう。
キーワードとしてまず出てくるのが、「オンライン」「テイクアウト」「リモートワーク」です。この3つは、すでに私たちの生活にすっかり定着しましたね。
「巣ごもり需要」という言葉も生まれました。自宅でできる○○、自分で作る○○など。そこからガーデニングやDIYに挑戦する人が増えました。
「おうち時間」が増えたため、おうちで作る○○も流行り、みそや納豆を自分で作る人も。そこに健康や免疫力への関心の高まりが相まって「発酵」が注目を浴びました。プラモデル人気の復活は、昔、子供の頃にあこがれだったお値段少しお高めの商品が中高年に売れたからだそうです。特化型小型家電の売れ行きも好調でした。レトルト食品をお湯なしで温める専用の調理器、焼き芋が作れる専用調理器、ホットサンドメーカー、クレープメーカーなど。
「おうち時間」を楽しむためのサブスクサービスも増えました。定期的に違う絵画が家に届いて部屋の雰囲気を変えることができるレンタル絵画のサブスク、お手軽な月額料金で少量の香水が試せる定期便サービスなど。

コロナ禍が追い風となったのはキャンプなどのアウトドア関連で、釣り、ゴルフ、バイク、スポーツ自転車の人気も高まりました。これらは3密回避という点がコロナ禍での市場拡大につながったと考えられます。
また、「安全でパーソナルなスペース」「個の空間」「自分だけの空間」へのニーズが生まれ、そこからパーソナル○○というビジネス需要が増えました。パーソナルジムでのマンツーマントレーニング、パーソナルコーチング、様々なパーソナルレッスンなど。ジムのトレーナーを養成するスクールも人気だそうです。

ところで、パーソナル○○というサービス業が注目されているのは、単に3密回避という目的以上に、サービスという個別性への顧客の欲求の高まりもあると考えられます。つまり、「言ったことをしてくれる」「期待に応えてくれる」「信頼できる」といった満足度のレベルを超えて、「自分のために力を尽くしてくれる」「熱心に手助けしようとしてくれる」「必要なことを先回りして察知してくれる」などの高い欲求レベルを顧客が求めているということです。「基本的サービス」よりも高いレベルの「エクセレントサービス」については、今後またあらためてご紹介しようと思います。

パーソナル○○の中でも、自分に似合う色のタイプを診断してファッションやメイクのアドバイスをしてくれるパーソナルカラー診断や、身体の質感・ラインの特徴から自分の体型を最もきれいに見せてくれるファッションアイテムを導き出すパーソナル骨格診断が、特に“自分らしさ”を重視するZ世代に人気だそうです。
Z世代ではありませんが、私も先日、知人の紹介で初めてパーソナルスタイリングレッスンを受けてきました。美容・ファッションのプロが私のパーソナルカラーに合わせて私に似合う洋服のスタイリングや着こなしのポイントを教えてくれるというものです。紹介してくれた知人が大絶賛していたとおり、とても満足度の高いレッスンでした。予約したその時間、私だけの空間で、私のために全力で向き合ってくれる姿勢はまさに「エクセレントサービス」。高次元のサービスを体感することができました。  これで美容やファッションに対する私の意識が目覚めて、遅ればせながら美に磨きがかかるかどうか???私自身も楽しみです。

中小企業診断士 大山 マリ子

WEBでの情報発信 ~私のための情報!~

2021.11.29

今年も残すところ約1ヶ月。昨日、行きつけのヘアサロンに行くと、入り口から店内まですっかりクリスマスの飾り付けになっていました。そろそろクリスマスプレゼントや自分へのご褒美、外食のためのお店や年末年始の宿泊先などを探すため、ネットであちこちのサイトを見ておられる方も多いでしょう。
商品やサービスを提供する企業・お店側としては、少しでも多くのユーザーの目にとまるような情報を発信したいものです。

WEBでの情報発信ツールとして、ホームページ、ブログ、SNSの役割の違いについて、前回お伝えしました(「WEBでの情報発信ツール(HP・ブログ・SNS)基本のキ」)。
どのツールにおいても、文章・テキストが重要であることは言うまでもなく、文章力は必要です。文章力とは「伝達することすべて」であり、コピーライティングも含みます。動画やSNSであっても、サムネイルに魅力的なコピーがあるかどうかで、ユーザーに見てもらえる確率や頻度が違ってきます。

まず大事なことは、この情報はあなたのためのものだと伝えることです。つまり、読む人にとっては、これは私のための情報だ!と感じてもらうこと。
日々大量の情報に接しているネットユーザーは、1つのコンテンツに費やす時間が短い傾向にあり、自分には関係がなさそうだと興味をひかないものはすぐに拒否し、画面をスライドして次のコンテンツに移ってしまいます。

たとえば、「30代の働く女性の皆さまへ」という伝え方をしたとしたら、どうでしょうか?
「30代の働く女性」といっても、家族、住んでいる場所、仕事内容、価値観、生活スタイルは様々です。
貴社・貴店が提供したい商品やサービスは、具体的にどのような場面でどのような人に必要とされるのかを考えて、限定的に訴えましょう。

具体的な例として
①~~したいけど、・・・な方へ
②~~、かつ・・・な方へ
③~~するときに・・・な方へ

たとえば、こんな感じです。
①ダイエットしたいけど、つらい食事制限はしたくないあなたへ
①英語を話せるようになりたい。でも、勉強の仕方がわからないという方へ
②外見だけではなく、内面からきれいになりたいあなたへ
②美味しくて、ヘルシーな料理を簡単につくりたい方へ
③就寝時に、手足が冷えてなかなか寝付けない方へ

この最初の呼びかけで、これは私のための情報だ!読むべき!と思わせ、画面をスライドする手と目をとめてもらい、読んでもらうコンテンツの中で売りポイントをしっかりと訴求していきます。

あふれる情報の中から選んでもらうために、とても重要なWEBでの情報発信の最初のつかみ。これを適切に行うには、自社は「どのような顧客に」売っているのか、「こういう顧客に」買ってほしいという点を明確にしておくことが必要です。

中小企業診断士 大山 マリ子

人財育成

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築【まとめ】

2021.10.6

これまでアフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築として連載してきました。
今回はそのまとめとして、これまでお伝えしてきたことを振り返っていきたいと思います。

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築①

ほとんどの業種・事業者でコロナによる影響が出ていますが、従来の事業活動を大きく転換する必要性に迫られている企業も多いと思います。

ビジネスモデルとはなにか、ビジネスモデル再構築の必要性を説明しました。

事業活動を大きく転換していくということは、ビジネスモデルを再構築していくということです。

 

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築②

「コロナがもたらした変化を知る」というテーマで、事業者や地域経済に与える影響を見ていきました。

コロナによる影響は日々変化しており、その影響や変化を正しく掴み、企業経営に活かしていくことが求められます。

そこで、新型コロナウイルス感染症が、地域経済に与える影響を把握すること等を目的に作られたV-RESASを紹介しました。

V-RESASのようなツールを使って「変化を正しく知る」ことに取り組んでみてください。

 

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築③

コロナがもたした変化について考えました。

「変化はピンチかチャンスか」コロナをチャンスと捉えれば、これまでやり方に固執しない新しいチャレンジができます。

「事実はみな同じ、解釈の違いが未来を作る」ということです。

そして、コロナがもたらしたのは、常識の転換です。

常識の転換が起こる時、ビジネスが大きく変わると言われています。

今はまさに変革のチャンスで、今の事業を見つめ直し、事業再構築をする最適の時期と言えます。

 

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築④

事業全体の将来像を具体化する事業ドメインについて説明しました。

事業・ビジネスを簡潔に説明すると「誰に・何を・どのように」で言い表すことができます。

顧客のお困りごとを解決してお役に立つのが事業活動の本質だとすると、企業戦略においても「顧客、商品サービス、提供方法」の3つ切り口で事業転換を考える必要があります。

顧客のお困りごとの変化を的確に捉え、事業ドメインを見直しすることが重要です。

 

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築⑤

顧客提供価値の源泉である強みについて考えました。

自社の商品・サービスが「顧客から選ばれているのはなぜでしょうか?」

自社の強みを「見える化」するためには、「お客様から選ばれている理由」を考える。

そして、問いの答えが「あなたの会社が持っている真の強み(経営資源)」になります。

アフターコロナを見据えて、これまでのビジネスモデルを見直したいと考えておられる事業者は、是非各コラムをご覧いただけますと幸いです。

当社では京都府及び近畿圏内の事業者様からのご相談をお受けしております。

ご支援を希望される方は、お気軽にお問い合わせページよりご連絡頂ければ幸いです。

中小企業診断士 石井 規雄

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築⑤

2021.8.13

ビジネスモデル再構築の連載5回目です。

前回は、「顧客のお困りごとの変化を的確に捉え、事業ドメインを見直しすることが重要だ」というお話をしました。

 

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築④

 

今回は顧客提供価値の源泉である強みについて考えていきたいと思います。

 

自社の商品・サービスが

「顧客から選ばれているのはなぜでしょうか?」

 

皆さんなら、どのように答えるでしょうか。

選ばれている理由なんて、顧客に聞いたことがないから分からないな。とおっしゃる経営者も多いです。

しかし、私はこの問いを考え抜くことは非常に大事なことだと考えています。

 

自社の強みを「見える化」するためには、「お客様から選ばれている理由」を考えてみる。

そして、問いの答えが「あなたの会社が持っている真の強み(経営資源)」になるからです。

 

このような真の強みは、目に見えるようなものではありません。

人的資産、構造資産、関係資産と言われるような知的資産(知恵)で構成されいることが多く、これらがまさに強みの源泉になるのです。

知的資産(知恵)とは「従来のバランスシート上に記載されている資産以外の無形の資産であり、企業における競争力の源泉である、人材、技術、技能、知的財産(特許・ブランド等)、組織力、経営理念、顧客とのネットワーク等、財務諸表には表われてこない目に見えにくい経営資源の総称」を指します。

知的資産経営マニュアル(中小機構)より

 

皆さんの企業でも、この知的資産(知恵)を見える化する取り組みを進めてみてはいかがでしょうか。

 

中小企業診断士 石井 規雄

Z世代の消費行動 ~モノ・コト消費から「イミ消費」へ~

2021.8.2

コロナ禍のオリンピック。無観客の舞台でもひたむきな選手たちの姿に日々感動し、勇気と元気をもらっている大山です。

前回、「Z世代の価値観をつかむ ~SNSネイティブに向けたマーケティング~」と題して、Z世代と呼ばれる若い年齢層の消費傾向や価値観についてお伝えしました。

Z世代は、膨大な情報やコミュニティを選択できる環境におかれていることから、多様性を認め、ジェンダーや社会問題に対しても興味関心が強く、個性を尊重する価値観をもつ傾向にあるといわれています。

そんなZ世代の特徴的な消費行動を示すキーワードとして、最近聞かれるようになってきたのが「イミ消費」です。
「イミ消費」とは、商品・サービスそのものの機能だけではなく、それらに付帯する社会的・文化的な価値に共感して選択する消費行動のこと。たとえば「環境保全」「地域貢献」「持続可能な社会の実現」「フェアネス(正義)」「歴史・文化伝承」「健康維持」などといった付帯価値へ対価を支払うことによって、消費者は充足感や貢献感を得ようとします。こうした価値が付帯した商品・サービスを選ぶことによって間接的に貢献できることに意義を感じる消費の在り方である点が「イミ消費」の特徴です。
モノ消費からコト消費へと、時代の移り変わりとともに購買傾向は多様化し、ここ数年は「イミ消費」へとシフトしつつあります。


「イミ消費」は、モノを購入することで、自分自身が現時点でいいコトを体験できるだけでなく、他者や将来の自分にいい影響を与えようとしているといえるでしょう。
SDGs(持続可能な開発目標)への関心の高まりも、今の若い世代に大きく影響を与えるものと考えられます。単にモノを購入し、コトを体験するだけではなく、そこに社会的・文化的価値を求める消費行動は、ちょっとイケてる、クールなことだとZ世代の共感を呼び、そこからますます広がっていくのかもしれません。

たとえば飲食店では、美味しい料理や気持ちの良いサービスを提供することに加えて「食べることで自然や社会に貢献する」という付加価値がついた消費がイミ消費になります。飲食店側は、提供する料理の食材や、その食材が育まれる自然環境、そして生産者を大切にする姿勢をお客様と共有します。

・災害のあった地域の食材を多く使う
・無農薬、有機栽培で育った野菜を使う
・プラスチックストローの廃止
・テイクアウト容器を再生資材にする
・マイ箸を持参すると割引が受けられる

身近でも、上記のような取り組みをされているお店は増えていると感じます。
イミ消費は今後ますます求められていくでしょう。自社製品・サービスが「イミ消費」の対象になっているかどうか、「イミ消費」されるためにはどのような付加価値が提供できるか、あらためて考えてみませんか。

中小企業診断士 大山 マリ子

人財育成