岡原です。
対象を創業者と後継者としていますが、「これから新しいことを始める経営者にお役に立つ情報を提供する」というコンセプトで書いています。
今回は、ビジネスアイデアをどのようにして考えていくのかのパート3(最終回)です。
ビジネスアイデアを考えたり、広げていくために4つの視点があるのですが、前回、「好きな事、得意な事から創業分野を決める」「市場を見渡して考える」「組み合わせで考える」の3つを紹介しました。
今回は残りの1つをご紹介します。
それは、「ひとつのスキルを多様な創業アイデアにする」です。
例えば、自転車にものすごく詳しい人がいます。特に海外の高級自転車について詳しく、自分でも買って乗っていたり、メンテナンスをして大切に扱っています。
その人が、「自分の好きな自転車の関連で創業しよう」としたときに、この自転車についてのスキルを使って創業する方向性は様々考えられるということです。
ご自身の創業分野について、再度様々な方向性について検討するヒントにして頂きたいと思っています。その結果、いずれかの方向性に決めて創業することになります。
自転車についての知識と技術があるとしたときに、例えば、「高級自転車販売店」として創業することもできますし、「海外製自転車専門のメンテナンス・修理事業」として創業することもできます。
また、自転車修理技術を教える教室、自転車店専門のコンサルタント、自転車パーツのインターネット販売、海外製自転車に関するポータルサイトを作って広告収入を得るなど、それ以外にも様々な方向性が考えられます。
一度、皆さんの事業の方向性・分野を以下の視点で発想を広げて、考えてみましょう。
中小企業診断士 岡原 慶高
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