NLP 心理学 | ブログ・コラム

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カテゴリ:NLP 心理学

人材定着と組織成長のエンジン、「承認力」を活用しませんか?

2023.8.1

前回のブログで、組織をより良くしていくために、ラポールについて書きました。ラポールがあると、組織メンバーが、話しやすく、理解しやすく、助け合いやすくなり、結果的に業績向上にもつながります。

ギスギスした組織・・・
お互いを理解し、目標に向かう組織・・・

どちらが顧客満足を高め、業績を高められるでしょうか?

ラポールが組織にもたらす効果

今回、ブログで書いたのは、人材定着と企業成長の「鍵」となる、「承認力」です。

人だれでも本能的に「承認欲求」をもっています。

皆さんは次のようなとき、どのような気持ちになるでしょうか?

・人から認められた
・人から感謝された
・人から褒められた
・人から頼りにされた
・人から期待された

「うれしい!!」「やる気なる!!」「もっと頑張ろう!!」となる人が多いでしょう。

そして、そのような言葉を投げかかてくれる人のことを、信頼してくれるようになり、ひいては影響力がどんどん高まっていくことになります。

このブログを読んでくれている経営者の方には、「承認欲求を満たされる側」ではなく、「承認欲求を満たす側」になり、周りに影響力のある存在になってほしいと思います。

会社の組織内においても、承認欲求や自己重要感を満たすことは、業績を高めていくためにも、非常に重要な要素です。

承認欲求

人間は社会的な生き物であり、自分の成果や貢献が認められることで、自己の存在価値や自尊心を満たします。職場における承認は、社員がより高いパフォーマンスを発揮しようとする動機づけとなります。また、自分の努力が見えて認められることで、仕事に対する満足度やモチベーションが高まり、職場に対するロイヤルティや組織への所属意識を強化します。
これは社員の定着率を高め、組織の全体的なパフォーマンスを向上させる要因となります。

自己重要感

自己重要感は、個々の社員が自分が組織にとって重要であり、価値ある存在であると感じることです。自己重要感を感じる社員は、自身の業務に対するコミットメントを強化し、組織の目標達成に対する貢献意識が高まります。
さらに、自己重要感は社員の自己効力感を向上させ、困難に直面したときでも解決策を見つけ出し、困難を乗り越える力を与えてくれるものです。

これらを満たすためには、経営者や上司が積極的に社員の行動や業績などを適切に評価し、その成果やプロセス、取り組み姿勢などを認めることが重要です。また、社員一人ひとりが自分の仕事が組織全体の成功にどのように貢献しているのかを理解してもらい、それを感じることができる環境を作ることも大切です。

 

また、最後に重要なことは、それぞれの人によって「承認のツボ」が異なるということで、Aさんは尊敬されると嬉しい人、Bさんは感謝されると嬉しい人など、少し人によって、違ったりします。

そのあたりも理解しながら、承認できると、さらに効果は高いものとなります。

中小企業診断士 岡原慶高

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ラポールが組織にもたらす効果

2023.6.6

前回のブログで、組織をより良くしていくためには、肯定的意図に配慮することやラポールを重視することの大切さをお伝えしました。

組織マネジメント・・・なぜうまく行かないのか??その秘密は、〇〇にあった!!

今回はラポールに絞って、お話しをしたいと思います。

「人間関係のつながり」が組織にもたらす力:ラポールの大切さとは

私たちを取り巻く経営環境は日々ものすごいスピードで変化しています。その変化に対応するために、新しい事業や企画などのチャレンジを考えている方もいるのではないでしょうか。

新たなチャレンジをしっかりと進めていくためには、社員同士が信頼し合い、お互いを理解する関係、つまり「ラポール」が大切です。

ラポールとは何でしょう? 簡単に言うと、それは「心の通う関係」のことです。ラポールがあると、話しやすく、理解しやすく、助け合いやすくなります。

では、どうやってラポールを作り出すのでしょうか。まずは・・・

①みんなが自分の考えを話しやすい雰囲気を作ることから始めます。

たとえば、ある会社では、月1回、社員が自由に意見を出し合うミーティングを開いています。これにより、社員さんのお互いの理解が深まり、尊重し合える関係構築に繋がっています。

次に・・・

②共通の目標を立て、一緒に達成しようとすることも大切です。

ある卸売業では、社員全員で年間目標を共有し、それぞれがどのように協力して達成できるかを考えています。これにより、一体感と協力の精神が生まれ、ラポールが深まります。

この目標というのは売上でなくてもいいと思います。例えば、提案件数、訪問件数、受注件数、お客様の声の数など、できるだけ目標は数値で表現できた方が、達成度が検証しやすいので、数値にするにしても、様々な視点が考えられます。

③フィードバックを定期的に行うことも重要です。

例えば、あるサービス業では、年に数回、社員同士がお互いにフィードバックをする時間を設けています。これにより、社員同士の理解が深まり、一緒に成長する機会が生まれます。

ラポールがある組織では、チームがより協力的になり、仕事がスムーズに進みやすくなります。また、社員が安心して働ける環境が作られ、定着率が高まります。そして、新たなアイデアや解決策を出しやすくなり、新しいプロジェクトが前進したり、業績アップに繋がってきます。

職場でのラポールは、いわゆる「仲良し」であることがラポールではありません。目的は、顧客満足を実現し、収益を高め、自己実現につながる働く場づくりのためであると思います。そのために、お互いの立場を理解し、目標に向かって協力すること。それがラポールを生み出す大切な要素です。

当社では、ラポールを作り出していくための、研修なども提供していますので、是非お声掛けください。

中小企業診断士 岡原慶高

 

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組織マネジメント・・・なぜうまく行かないのか??その秘密は、〇〇にあった!!

2023.4.3

皆さんは何のために経営していますか?
地域や社会にもっと貢献していきたい・・・・
商品・サービスの提供を通じて、お客様により良くなってほしい・・・
もっと便利な世の中にしたい・・・

などなど、様々な思いを持って事業をされていると思います。

それは、皆さんの会社の経営理念であったり、ミッションであったり、あるはビジョンかもしれません。様々な言い方があるにせよ、皆さんが会社を経営している目的です。

その目的を実現していくためには、利益が必要不可欠です。
また、その利益を高めていくためには、お客様により高いレベルで価値を提供していく必要があります。

長くなりましたが、そのために皆さんは組織を作り、事業を行っていると思います。

自社の目指すところにより近づくために・・・
組織をより良くしていきたい・・・
社員間のコミュニケーションをより良くしたい・・・
お互いのことももっと理解し合って、効果的な仕事をしていきたい・・・

そのように考えている経営者の方は多いのではないでしょうか。

そのために一般的に行われる施策はマネジメントの強化です。

マネジメントとは、一言でいえば、「管理」することです。

 

組織で言うところの管理とは、例えば以下のような取り組みになります。

・人事評価制度、賃金制度の作成と運用
・1on1のミーティング、面談制度
・ブラザー制度(若い社員を特定の先輩社員がサポートする制度)
・目標管理制度
・プロジェクト組織
・人材育成のための教育制度 などなど

実際の小規模・中小企業でも上記のような制度を導入して、組織をより良くしていこうという取り組みがあり、それ自体は決して悪いことではありませんし、むしろ望ましいことです。

しかし、なかなか上手くいかない会社も多いのが現状ではないかと思っています。

その原因は何か?

組織活性化を考える時に、私たちはどうしてもマネジメント先行で考えてしまいがちですが、それが上手くいかない原因かもしれません。

組織活性化には、マネジメントともうひとつ重要な要素があります。
それは、「組織心理」です。
組織心理とは、組織心理学という学問の考え方と同じです。
組織心理学とは、応用心理学の一分野で、1960年代に発展したと言われています。個人とそれを取り巻く組織環境の中での人の心理的な側面に焦点を当てた研究です。
ここでいう組織心理は、まさに組織は個人の集合体で、各個人は様々な思いを持って組織を形成しています。

たとえば、
本当はチームメンバーみんなが共に成長し、それぞれが自分の分野で成果をだしたらいいと思っているのに、自分の得意分野で同僚が自分よりも成果を出したことに、なんとなくモヤモヤするとか・・・

上司からは何でも言ってこい、と言われていても、何となく相談しにくいとか、相談しにいくのにちょっとした勇気が必要で、後回しになったりとか・・・

会社からは求められている行動はこうなのに、なぜかそうしたくない・・・とか

本来は同じ方向を向いているはずの社長(父)と後継者(子息)がなぜか意見が対立したり、関係が上手くいかない・・・

単に制度だけ導入してもうまく行かないのは、そういうような表面的には現れてきにくい個人の心理的な要素が働いていることが十分に考えられます。

組織活性化のために、組織心理へ配慮するポイントの2つを紹介します。
(肯定的意図)
人の行動、それを生み出す心の動きには、肯定的意図があると言われます。肯定的意図とは、表面的にはネガティブな考えや行動もその本質は、その人自身にとって何か有益なものがあるということです。

自分の得意分野で同僚が自分よりも成果を出したことに、なんとなくモヤモヤするとか・・・
→ ここにも肯定的意図があります。例えば、モヤモヤすることで、「評価する人が適切な評価ができず、本当は自分が評価されると考える」とか「自分の存在意義を守りたい」とか・・・そういったものです。

あまりここでは詳しくは説明しませんが、その行動の背景には「どのような思い」があるのかを考えたり、本人と話し合ったりすることが必要かもしれません。

(ラポール)
ラポールはフランス語の「RAPPORT」が語源で「橋を架ける」という意味があります。お互いに心が通じ合い、安心して相手を受け入れることができる信頼関係が構築できている状態を意味します。
ラポールをどのようにして形成していくかは、また次回に詳しくお伝えしたいと思いますが、ポイントのみお伝えします。

「人は自分と似ている人に好感を持ち、自分と似ていない人には距離を感じる」ということです。
例えば、自分はゆっくり話すタイプなのに、ものすごい勢いで捲し立てられるとラポールは築けません。

自分は割と低い声の方なのに、甲高い声で話されると、ラポールは築けません。

要するに、相手の特徴や状況に合わせてコミュニケーションを取ることで、相手との距離感が縮まり、ラポールが築きやすくなるということです。

(長くなったので、詳しくは次回のブログで書きます)

【今日のポイントの振り返り】

マネジメントに大きく偏重した組織活性化策は上手くいかないことも多い。その原因は、組織心理(組織を構成する個人の心理や組織風土)に配慮されていないということが考えられます。

組織心理に配慮するためのポイントはいくつもありますが、ここでは2つ。

1.肯定的意図

2.ラポール

に配慮しながら、マネジメント施策を実行していくことが必要ということです。

中小企業診断士 岡原慶高

 

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