1月, 2023 | ブログ・コラム

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2023年01月の投稿

幸せ創造企業がつくるハートフルな組織

2023.1.20

阪本です。 昨年も、関わった企業さんの変化や喜びのおかげで幸せを感じるお仕事ができていることって、本当に幸せだなあと思います。当社は「幸せ創造企業」として今年も皆様のお役に立てるよう力と心を尽くして邁進します!

そういいながらも、年初にありがちな高い目標設定や意気込み、そして「うさぎ年」にお決まりの「跳躍」という言葉に苦手意識を感じるのが正直なところ。私自身がミッドライフクライシスの真っただ中な?・・・と考えることもありますが、この年代、一般的には団塊ジュニア世代、家庭では思春期の子供の対応に追われ、親の介護が始まるなど、さまざまな出来事に見舞われつつも、企業でも多く活躍している年代。そんな、公私ともストレスフル(心身へ負荷が大きくかかっている状態)をハートフル(愛が満ちている状態というニュアンスの和製英語)に変えていかないとやってられない!?当社は幸せ創造企業だったはず。

私の今年のテーマを先ほど、ハートフルにしました。これ書きながら・・・(笑)です。ストレスフルな状態は非効率、ハートフルな組織で気持ちよく幸せを感じる価値ある事業をつくっていきたいですよね。そこで、直接的に、結果的な数字や言葉で表しやすい「生産効率」「技術力向上」とかを掲げる前に・・・やはり大切になる「ハートフルな組織」っていう抽象的な言葉を出してみました。そのために必要なのは、心理的な幸福感を高めるための「関係性の構築」です。結果として「売上」「効率」は上がってくるはずです。

秋に開催される北野天満宮のずいき神輿の一部分。毎年ハートモチーフが・・中にいるのは最強のボスを求めるミニオン。ここは毎年変わります。 (本文と関係あるのはハートだけです)

その一歩として、社内全体で取り組むのは難しいので、まずは1on1をはじめとした対話の場を優先してつくること。「対話とは」いうところから学び直すことが大切だなと最近、特に思います。多くの組織で1on1は浸透しており実施されています。1on1では聴くことが大切、と言われているので理解しているつもりです。でももう一度振り返ってみて下さい。部下の話を聞く姿勢で臨もうとはしても、実際は、目標設定が気になり、押し付けまではいかなくても、なんとなくやってほしい方向に質問する形で誘導、結果、部下にとってやらされ感の残る終わりになってしまっているのかもしれませんよ。短期的なことに言及して、どうやって生産効率を上げていくのか、能力を付けていくのか、じゃあ売上目標はどうするのか、といったことを頭で考えながら聞いてしまっている、どう話をしていこう、指導していかないとと考えながら聞きつついつの間にか誘導して話してしまうことになってしまいがちでないでしょうか。対話の場にみせかけた一方的な要求になっていないでしょうか。いきなりできるようにはなりません。自身を遠くからみている、相手を支援するということに集中していくトレーニングが必要です。

何度かこちらのブログでも書いている「サーバントリーダーシップ」の姿勢に見られるように、サポートしたいという思いで、ひとりひとりが違っていることを認め合い、相互理解をし合える関係性っていいですよね。そして、それぞれが持つ磨き上げていくことが出来る特性 「持ち味」を伸ばすためにどうしていきたいかを話す場であるべきです。相手を第一に考えて、丁寧に、何を学びたいのか、どんなスキルを磨いていきたいのか、仕事だけではなく人生そのものの将来の夢や目標を引き出していく、語っていける場をつくっていけば幸福感が高まり、安心して話せる場があるハートフルな組織ができていくのではないでしょうか。そこには「ありがとう」とか「おたがいさま」って言葉があふれていきそうじゃないですか。

関連して、10年以上前に教えてもらった書籍、上原 春男著「成長の原理」より・・・「脳細胞を活性化しやすくするため、企業の雰囲気を、あたたかく明るいものにする必要がある」そして、前野隆司教授の「ありありなんや」が再び私の中で思い出されます。(幸せの4因子「ありがとう・ありのまま・なんとかなる・やってみよう」の短縮形)

今年はもっとハートフルな組織を増やしていくために、幸せ創造企業の私たちがサポートします!

当社で実施している「持ち味発見ワークショップ」では、それぞれの持ち味を他のメンバーからも提示してもらい、その持ち味を伸ばしたらどんな成長ストーリーが描けるのかといったことを長期的に、複数のメンバーで考えていきます。それが上長だけでなくメンバー同士でも見えれば、個々人の希望や成長したい方向性が見えてくるので、1on1の時にも、普段の職場でも、ひとりひとりのキャリアに応じた支援や役割の割り振りができます。そして、結果的に組織内での相互理解が進んでいきます。お互いの価値観を尊重し合えて幸せな気持ちがあふれるハートフルな組織になっていくことために活用してくださいね。

中小企業診断士 阪本純子

※メンバーの「自己理解・他者理解」を促進し、社員が主体性を引き出して持続可能な組織づくりをしませんか?詳しくはこちらをご覧ください。

全国高校サッカーの指導から見える組織活性化

2023.1.11

はじめまして、昨年12月からアクセルコンサルティングに入社しました平田です。コンサルティング業界は未経験で、新米コンサルタントとして入社しました。現在は上司や先輩に同行して現場でコンサルタント業務を学んだり、アシスタント業務を行っています。

前職は税理士事務所に勤務していました。そこでは、決算業務や申告書作成など税務について学んできました。しかし、税務の範囲だけでは本当に中小企業を助けることができず、経営面から助けたいと思いが強くなりました。

そこで、経営に関する国家資格である中小企業診断士の勉強を開始しました。1月12日には中小企業診断士試験の合格発表があり、そこに合格できれば、正式に中小企業診断士として活動していく予定です。

これからは数字に強いコンサルタントを目指して、かつ親身になって中小企業を助けられる経営コンサルタントを目指す予定です。日々精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

話は変わって皆さんは先日行われた高校サッカーの決勝をご覧になっていたでしょうか。京都府民の皆さんであればご存じのサッカー強豪校・東山高校が惜しくも準優勝に終わった試合です。私はその試合で優勝した岡山学芸館高校に注目しました。

優勝した岡山学芸館高校は卒業後、プロへ進む選手がおらず、「まさかこのチームが優勝するとは」というようなチームでした。

岡山学芸館高校の高原監督は就任15年目の若手の監督で、就任当初は、きちんとしたサッカーの設備はなく、選手の士気も低いチームだったとのことです。

そこからどのようにして全国制覇まで選手やチームのレベルを上げることができたのでしょうか。私がいろいろな記事を見て以下の2点が全国制覇の要因ではないか

と感じました。

①サッカー環境の整備

 チーム強化と並行して、サッカー部専用の人工芝グラウンドとその隣に立派な選手寮を建設しました。これにより選手はサッカーに専念することができ、モチベーションを高められたとのことです。

②監督のサッカーに対する熱い思い

 まずはあいさつの指導から始め、時には体当たり指導も辞さなかったとのこと。さらに遠征時には監督自身がマイクロバスを運転するほどの熱い思いで選手たちを指導しました。その結果、全国大会にコンスタントに出場できるほどチームレベルは向上しました。その監督の熱い思いに共感した学生が集結することでさらにレベルが向上するという好循環を生み出せたとのことです。

これら2つの要素は、会社での組織活性化や従業員の士気を高めるためには必要な要素であると感じました。

①働きやすい環境の整備:ライフワークバランスや福利厚生の充実

 これにより従業員は心身ともに疲れにくく、健康で働けるようになります。従業員のモチベーションを高められ、組織を活性化することができます。

②経営理念の共有と共感:従業員と経営理念の共有、経営理念と仕事の結びつきを考える研修を実施して共感を促すこと

 従業員は責任感を持って仕事できるようになるため、士気を高められます。また、組織全体で向上心が生まれ、組織を活性化することができます。

これらを意識することで従業員の士気が高まり、組織が活性化され、業績が向上するかもしれません。2023年はぜひこれらを意識してみて、実行してみてください。

 

経営コンサルタント 平田紘基