4月, 2023 | ブログ・コラム

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2023年04月の投稿

うれし恥ずかし、ちょっぴり自信の「持ち味」ワークをアクセルメンバーでやってみた!

2023.4.18

4月に入って早3週目となりました。就職、異動などで新生活をスタートさせた方々は、いかがお過ごしでしょうか?毎日が新しいことだらけで、許容量いっぱいの日々かもしれませんね。仕事のやり方を学ぶことのほかに、新しい環境を知って、その中で自分のペースをつかむことに今はまだ精一杯かもしれません。

とりわけ、最もエネルギーを使うのは、職場の人たちとうまくやっていくことだと感じている人も多いでしょう。何度も転職を繰り返してきた私の経験上も、そうでした。新しい職場に入るときには、何よりも一番気を遣っていたと思います。なぜなら、1日8時間労働として1日の約3分の1を過ごす場所は、自分にとってできるだけ居心地の良い場所であってほしい、その方が仕事のパフォーマンスが上がることは間違いないと、重ねた転職経験から学んでいたためです。そのためには、一緒に仕事をする仲間、上司、先輩は一体どんな人たちなのか、それぞれの人となりを早く知りたい、掴みたいと、いつも積極的かつ細かく配慮しながらコミュニケーションをとるようにしていました。これはたしかにエネルギーのいることでしたね。

迎える側も同じではないでしょうか。新しい人材が混ざることで化学反応が起こり、組織の雰囲気が変わることは往々にしてあるため、迎えるのはどんな人なのか、どんなキャラクターなのか、履歴書や面接ではわからない部分を知りたいと思うはずです。入る側も迎える側も、ある程度理解し合えるまではしばらく緊張状態ですね。

仲間どうしやチームにおいて、お互いの「持ち味」を知り、理解し、認め合う。まずこれだけでコミュニケーションは相当良好になり、場に良い空気が流れるようになります。さらに、自分の持ち味を意識して発揮すれば自分らしくイキイキと働くことができ、成果を出すことができます。そして、他人の持ち味を知り、認め、伝えることを日常的に行えば、その人の潜在能力を開花させ、人間関係が良好になり、信頼関係を築くことができます。結果として、組織全体が活気づき、成長していけるのです。

当社は昨年12月に新しいメンバーを迎えました。約3か月半ほど経って、そろそろお互いの持ち味に気づいた頃、代表を含むメンバー4人で「持ち味カード」を使ったワークショップを行いました。これがなかなか楽しかったです!(当社facebookでもご紹介しました。

仕事をしていく上で必要な要素が言語化・体系化された76枚のカードの中から、自分の持ち味だと思うカードを選んでいきます。「これは自信がある!自分らしい!」「日頃、意識して行動している!」と思えるようなカードです。最終的に究極の5枚を選んで、自分が知る持ち味と決めます。
次に、自分から見た他のメンバーの持ち味もそれぞれ5枚ずつ選び、選んだ理由やそれを裏付ける過去のエピソードなども考えます。
そして、お互いに説明し合いながら、持ち味の窓に置いていきます。

おもしろかったのは、自分が思ってもいない点を他人が持ち味だと認めてくれていたことです。
■自分は気づいていないが、他人は知っている=「宝の持ち味」
自分としては特に意識せず普通にしていたことが他人から見れば私の持ち味だとみられていた、自己評価と他者評価は違うのだということが新たな発見でした。理由を聞けばうれし恥ずかし、ちょっぴり自信もついて、全員ニコニコ、優しい空気が流れました。
下の写真は私の持ち味の窓です。自分では気づいていない「宝の持ち味」をたくさん見つけてもらい、特に「自信」や「影響力」は自分としては思ってもいないものだったので、驚きでした。せっかくこんなに人から認められている持ち味があるのだから、その「宝」を意識してもっと活かしていこうと思うことができました。

「持ち味の窓ワークショップ」は、新メンバーを迎えたチームや組織で、少し慣れてお互いの持ち味が見えてきた頃、メンバー間の信頼関係をさらに強くし、質の高いコミュニケーションを活発にするために、おすすめです。4月スタートのチームなら夏頃がいいかもしれませんね。
持ち味カードを使ったワークショップは、社員どうしで会社の行動指針を作成したり、キャリアプランを考えたり、階層別研修や新入社員研修で使ったりすることもできます。是非お気軽にお問い合わせください。オンライン説明会も行っています。ご予約はこちらのページをご覧ください。

中小企業診断士 大山 マリ子

組織マネジメント・・・なぜうまく行かないのか??その秘密は、〇〇にあった!!

2023.4.3

皆さんは何のために経営していますか?
地域や社会にもっと貢献していきたい・・・・
商品・サービスの提供を通じて、お客様により良くなってほしい・・・
もっと便利な世の中にしたい・・・

などなど、様々な思いを持って事業をされていると思います。

それは、皆さんの会社の経営理念であったり、ミッションであったり、あるはビジョンかもしれません。様々な言い方があるにせよ、皆さんが会社を経営している目的です。

その目的を実現していくためには、利益が必要不可欠です。
また、その利益を高めていくためには、お客様により高いレベルで価値を提供していく必要があります。

長くなりましたが、そのために皆さんは組織を作り、事業を行っていると思います。

自社の目指すところにより近づくために・・・
組織をより良くしていきたい・・・
社員間のコミュニケーションをより良くしたい・・・
お互いのことももっと理解し合って、効果的な仕事をしていきたい・・・

そのように考えている経営者の方は多いのではないでしょうか。

そのために一般的に行われる施策はマネジメントの強化です。

マネジメントとは、一言でいえば、「管理」することです。

 

組織で言うところの管理とは、例えば以下のような取り組みになります。

・人事評価制度、賃金制度の作成と運用
・1on1のミーティング、面談制度
・ブラザー制度(若い社員を特定の先輩社員がサポートする制度)
・目標管理制度
・プロジェクト組織
・人材育成のための教育制度 などなど

実際の小規模・中小企業でも上記のような制度を導入して、組織をより良くしていこうという取り組みがあり、それ自体は決して悪いことではありませんし、むしろ望ましいことです。

しかし、なかなか上手くいかない会社も多いのが現状ではないかと思っています。

その原因は何か?

組織活性化を考える時に、私たちはどうしてもマネジメント先行で考えてしまいがちですが、それが上手くいかない原因かもしれません。

組織活性化には、マネジメントともうひとつ重要な要素があります。
それは、「組織心理」です。
組織心理とは、組織心理学という学問の考え方と同じです。
組織心理学とは、応用心理学の一分野で、1960年代に発展したと言われています。個人とそれを取り巻く組織環境の中での人の心理的な側面に焦点を当てた研究です。
ここでいう組織心理は、まさに組織は個人の集合体で、各個人は様々な思いを持って組織を形成しています。

たとえば、
本当はチームメンバーみんなが共に成長し、それぞれが自分の分野で成果をだしたらいいと思っているのに、自分の得意分野で同僚が自分よりも成果を出したことに、なんとなくモヤモヤするとか・・・

上司からは何でも言ってこい、と言われていても、何となく相談しにくいとか、相談しにいくのにちょっとした勇気が必要で、後回しになったりとか・・・

会社からは求められている行動はこうなのに、なぜかそうしたくない・・・とか

本来は同じ方向を向いているはずの社長(父)と後継者(子息)がなぜか意見が対立したり、関係が上手くいかない・・・

単に制度だけ導入してもうまく行かないのは、そういうような表面的には現れてきにくい個人の心理的な要素が働いていることが十分に考えられます。

組織活性化のために、組織心理へ配慮するポイントの2つを紹介します。
(肯定的意図)
人の行動、それを生み出す心の動きには、肯定的意図があると言われます。肯定的意図とは、表面的にはネガティブな考えや行動もその本質は、その人自身にとって何か有益なものがあるということです。

自分の得意分野で同僚が自分よりも成果を出したことに、なんとなくモヤモヤするとか・・・
→ ここにも肯定的意図があります。例えば、モヤモヤすることで、「評価する人が適切な評価ができず、本当は自分が評価されると考える」とか「自分の存在意義を守りたい」とか・・・そういったものです。

あまりここでは詳しくは説明しませんが、その行動の背景には「どのような思い」があるのかを考えたり、本人と話し合ったりすることが必要かもしれません。

(ラポール)
ラポールはフランス語の「RAPPORT」が語源で「橋を架ける」という意味があります。お互いに心が通じ合い、安心して相手を受け入れることができる信頼関係が構築できている状態を意味します。
ラポールをどのようにして形成していくかは、また次回に詳しくお伝えしたいと思いますが、ポイントのみお伝えします。

「人は自分と似ている人に好感を持ち、自分と似ていない人には距離を感じる」ということです。
例えば、自分はゆっくり話すタイプなのに、ものすごい勢いで捲し立てられるとラポールは築けません。

自分は割と低い声の方なのに、甲高い声で話されると、ラポールは築けません。

要するに、相手の特徴や状況に合わせてコミュニケーションを取ることで、相手との距離感が縮まり、ラポールが築きやすくなるということです。

(長くなったので、詳しくは次回のブログで書きます)

【今日のポイントの振り返り】

マネジメントに大きく偏重した組織活性化策は上手くいかないことも多い。その原因は、組織心理(組織を構成する個人の心理や組織風土)に配慮されていないということが考えられます。

組織心理に配慮するためのポイントはいくつもありますが、ここでは2つ。

1.肯定的意図

2.ラポール

に配慮しながら、マネジメント施策を実行していくことが必要ということです。

中小企業診断士 岡原慶高

 

組織活性化の秘訣を動画にしました!

 

 

 

 

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