岡原です。
対象を創業者と後継者としていますが、「これから新しいことを始める経営者にお役に立つ情報を提供する」というコンセプトで書いています。
今回は、ビジネスアイデアをどのようにして考えていくのかのパート2です。
ビジネスアイデアを考えたり、広げていくために4つの視点があるのですが、前回、「好きな事、得意な事から創業分野を決める」「市場を見渡して考える」の2つを紹介しました。
今回は残りの2つのうち、1つをご紹介します。
それは、「組み合わせで考える」です。
ひとつのアイデアは、定義上はひとつですが、複数の既存アイデアの組み合わせであることがほとんどだと言われています。
要するに起業、創業のビジネスアイデアを考える時、当然今までからある同業他社と同じ工夫も競争力も、違いもないビジネスで起業・創業する方はいないと思います。
自分たちの特徴、工夫は何かを考えて、少しでも市場に支持されるようなビジネスで起業・創業したいと考えているはずです。
そのような時には、是非「組み合わせ」で考えてみましょう。
『アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない』 (ジェームズ・W・ヤング)
何か新しいビジネスを考えていく時、ゼロからクリエイティブに考えていくこともできると思いますが、それよりも既存の複数のアイデアを組み合わせることで、新しいものを生み出していこうという考え方です。
上の例でも、iphoneやフリクションボールペンも既存のアイデアの組み合わせで、市場にない新しいものが生み出された典型です。
その他にも・・・
コインランドリー × 美容室
伝統工芸 × 0歳~6歳児
日本画顔料 × アクセサリー
などなど、私たちの身の回りの新しい、面白い商品・サービスにも、組み合わせて開発されたものが、溢れています。
皆さんも提供しようとしている商品・サービスと何かを組み合わせて、ちょっと他とは違う、工夫された、商品・サービスでの創業や新規事業を考えてみましょう。
中小企業診断士 岡原 慶高
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