前回のブログでは、「どのように顧客のお困りごとを解決できるのか?」という問いを具体的に考えていきました。
今回はこの問いの答えをどのようにビシネスに活かしていくかについて考えていきたいと思います。
事業・ビジネスを簡潔に説明すると「誰に・何を・どのように」で言い表すことができます。
誰に(顧客)・・・どのようなニーズを持ったターゲット顧客に対して
何を(商品サービス)・・・どのような価値のある製品・サービスを
どのように(提供方法)・・・どのような強みを使って、どのように提供するか
これらをまとめて事業ドメイン(事業活動を⾏う領域)と言います。
アフターコロナでは、これまで常識とされていたことが大きく覆ったということは周知の事実かと思います。
例えば、営業・集客活動においては、下記のような変化がありました。
・対面での営業提案活動が難しくなった。
・顧客担当者が会う人と会わなくてもいい人を選別している。
・zoom等のオンラインウェブ会議ツールが一気に普及した。
・オンラインを活用したセミナーや展示会が頻繁に開催されるようになった。
皆さんの営業活動では、他にも多くの変化があったと思います。
コロナがもたらしたのは、常識の転換です。
常識の転換が起こる時、ビジネスが大きく変わります。
アフターコロナでは、顧客のお困りごとが大きく変化してきています。
顧客のお困りごとを解決してお役に立つのが営業活動の本質だとすると、企業戦略においても「顧客、商品サービス、提供方法」の3つ切り口で事業転換を考える必要があるということです。
・対面販売が難しいので、オンライン販売を強化しよう。
・訪問営業からウェブ会議ツールを使ったオンライン営業にシフトしよう。
これらは営業活動の手段の変化に過ぎません。
まず重要なのは、顧客のお困りごとの変化を的確に捉え、事業ドメインを見直していくことなのです。
この続きは次回のブログではご説明します。