2022 | ブログ・コラム - パート 5

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2022年の投稿

非対面型法人営業「ゼロからセールス」②

2022.2.17

「非対面型法人営業ゼロからセールス」の連載2回目です。

 

前回は、「外部環境の変化がしているのであれば、営業活動も変化していく必要がある」ということを説明しました。

非対面型法人営業「ゼロからセールス」①

 

ビジネスツールの変化も起きています。

昔はダイレクトメール(郵送DM)による情報発信でしたが、現在ではメールマガジンが普及してきました。

皆さんも様々な企業からメールマガジンが日々届いているのではないでしょうか。

最近では公式LINEやアプリなどでの情報発信が伸びています。

公式LINEによるメッセージ配信はメールマガジンに比べて開封率が高く、利用者も気軽に友達登録ができるといった点でメリットがあります。

 

文書を書くツールの変化はどうでしょか。

昔はワープロという文書作成の専用機があったようです。

その後、パソコンが普及してMicrosoft Wordや一太郎などのワープロソフトの利用が広がりました。

現在ではスマートフォンで文書を書くことができ、若い世代にはパソコンを使わずにスマートフォンで文書作成を行うほうが楽だという意見もあるそうです。

 

では10年前に今のような変化が予測できたでしょうか。

10年前にスマートフォンはありましたが、ここまで世界中で普及するとは想定していませんでした。

このような変化は、近年より短期間で起きています。

ビジネスツールは変化し続けており、10年後には今はないツールが主流になっている可能性が高いと言えるでしょう。

 

このような変化に対応して、ビジネスや営業活動も変化させていくことが、私たちには求められます。

営業活動においても、タブレット端末やスマートフォンを利用するのが一般的になりました。

外出先でメールやチャットツールを確認する人も多いと思います。

 

コロナによって営業活動の転換点を迎えたと言えるでしょう。

次回は、営業活動の変化について解説してきたいと思います。

 

中小企業診断士 石井 規雄

自分の持ち味を知っていますか?~持ち味を会社経営に活かす方法~

2022.1.31

新しい年が明けたばかり、、、と思っていたら、もう1月も終わり。時間の流れが年々早く感じられるようになるのは積み重ねた年齢のせいという説を、残念ながら認めざるを得ないかしら?と思っている大山です。
2022年の幕開け、まだまだコロナとの闘いは続いていますが、いいスタートは切れましたか?先行きが不透明なことは多いものの、自身の軸をしっかり持って、前向きに進んでいきたいですね。

先日は大相撲初場所も終わり、優勝した御嶽海関が大関昇進を決めました。長野県出身の力士としては227年ぶりの大関だそうで、地元はとても盛り上がっているようです。
その大関昇進を告げる伝達式での御嶽海関の口上が注目されました。金屏風の前で緊張した力士が四字熟語を使って述べるのが定番だった口上ですが、御嶽海関は飾らない言葉でシンプルに決意を述べました。

「大関の地位を汚さぬよう、感謝の気持ちを大切にし、自分の持ち味を生かし、相撲道にまい進してまいります」

「感謝」は中学の恩師から“感謝の気持ちを忘れないで相撲を取りなさい”と言われていたから。「自分の持ち味」という言葉は、母校の石碑に記された文字から引用したそうです。中学校の石碑には、同じ出羽海部屋出身の立行司、第28代木村庄之助さん(故人)の『自分の持ち味を生かせよ』という言葉が刻まれていたそうで、「絶対にそれを使いたい」と。

この「持ち味」という言葉、辞書によると
「人柄や小説・技芸・美術品などの持つ独特の味わいや良さ」とあります。

二宮尊徳は持ち味のことを「物や人に備わる良さ、取り柄」とし、それを「徳」と名付けました。また、「徳(持ち味)」を活かして社会に役立てていくことを「報徳」と呼びました。この「報徳」の考え方は、トヨタ自動車やパナソニック等、日本を代表する会社の経営のバックボーンにもなっています。
その他にも、各界の人々が「持ち味」について大変示唆に富む語録を残してくれています。

 

松下幸之助(パナソニック創業者)
人間というものは、持ち味(自分の天分)を生かし切るとき、初めて本当の生きがいや幸せというものが味わえる。自分に与えられた持ち味を生かし、自分が責任をもって果たさなければならないつとめ(使命)を自覚し、やり遂げること。これこそが人間としての成功と呼べるものではないでしょうか。人生や人間としての成功を、自分の持ち味を生かすことにあると考え、それを求めていくことによって、不満や悩みの解消に役立ち、個人としての生きる喜びも、社会全体の発展や繁栄も、より高いものになると思います。

本田宗一郎(本田技研工業創業者)
一人ひとりの力は、よその企業と変わりはないが、一人ひとりの得手や持ち味を出し合い、それが一つになって、これだけ伸びてきたと思うんです。人生は“得手に帆あげて”生きるのが最上だと信じている。

安岡正篤(歴代の総理大臣に仕えた思想家・教育者)
全世界にたった一人しかいないあなたに、神様は誰にもないあなただけの持ち味を与えてくださっている。その持ち味を最大限に生かすことで、自分を生かし切ることができ、社会に貢献することができる。

さて、あなたは自分の持ち味を知っていますか?自分の持ち味に気づいていますか?

持ち味は全ての人に備わっています。しかし、自分の持ち味に気がついている人はごくわずかです。多くの人は自ら他人と比べたり、他人から比べられたりして、本当の自分の良さを見失ってしまっているようです。
自分の持ち味を知り発揮することができたなら、人間としての成長の可能性と仕事のチャンスは限りなく広がります。また、持ち味を発揮しているときは、自分らしくイキイキ働くことができ、長期的には自分らしいキャリアを歩むことができます。

当社では、自分の持ち味だけではなく、他人の持ち味も理解し、認め、尊重し合うことを学びながら、社員が主体となって会社の行動指針を作るコンサルティングを行っています。「私たちが決めた、自分事になった行動指針」について、詳しくはこちらをご覧ください。
【組織のコミュニケーションを良くし、人財育成・定着する組織作り】

人財育成

 

中小企業診断士 大山 マリ子

創業者・後継者のための経営講座~ウィズコロナ、アフターコロナの経営戦略編③~

2022.1.18

岡原です。

対象を創業者と後継者としていますが、「これから新しいことを始める経営者にお役に立つ情報を提供する」というコンセプトで書いています。

前回は、「経営の方向性」を考える際の留意点のひとつとして「選択と集中」という視点について、お伝えしてきました。

創業者・後継者のための経営講座~ウィズコロナ、アフターコロナの経営戦略編②~

ここ最近は事業再構築という言葉が良く聞かれるようになったり、コロナ後あるいはウィズコロナを見据えて、新たな事業を検討する会社さんが多くなっていると感じています。

今回は、今後の「経営の方向性」を考えるにあたって、下の画像にある大切な4つの視点の2.競争優位性以降の3つについてお伝えします。

2.競争優位性

今後の事業の方向性を考える時に、是非頭の片隅に常におきながら、考えてほしい大切な視点です。

競争優位性とは、顧客ニーズをより高いレベルで満たすために、今まである競合他社とどのように違いを出すのかを考えるということです。

例えば、何か新しい取り組みを考えている時に、それは自社にとっては新しい事であっても、市場では既にあるものであったり、仮に全く同じものがなかったとしても、既にそのニーズは何かの代替品で満たされていることが多いと思います。

新しい商品・サービスを市場に投入するにあたっては、「今、そのニーズはどのようにして満たされているのか」「満たしきれていないニーズをどのようにして満たすのか」「今までからある商品・サービスと具体的胃に何が違うのか」を明確にすることが必要です。

それが競争優位性を作り出すことにつながります。

3.マーケットイン発想

マーケットイン発想の反対語はプロダクトアウトです。要するに作り手の視点から事業を考えているということで、これは一概には言えませんが、成功確率が低くなります。

大企業は何度も失敗しながら、大きくひとつの事業を成功させることで、今までの失敗を取り戻せる資本力と販売力がありますが、中小・小規模企業にはありません。

そういう意味でも、新しい事業や新しい商品・サービスを検討する際は、常に「顧客志向」である必要があります。
私たちの事業はどんなニーズを満たすのか、どんな困りごとを解決するのか、を明確にして置くことが必要です。

4.自社の強みの活用

経営の方向性を考える時には、「自社の強みが使えているか」も大切な視点です。

ある運送会社で、新事業を考えているときに、「今、ペットブームだから私たちが荷物として運んでいるペットフードを販売しよう」という話がありました。この事業には、自社の強みは一切考慮されていません。

このようなビジネスは上手くいかない場合が多いです。

なぜなら、その分野のプロフェッショナルな競合が既に存在するからです。強みを持たずに、競争優位性を持つことは難しく、経営の方向性を考える時には、自社の強みが使える領域で検討するのもひとつの大切なことです。

アフターコロナやウィズコロナにおいて、新たな事業を検討されている方には、方向性を検討する際には、是非一度上記の視点で考えてみましょう!

お問い合わせはこちらへ!

中小企業診断士 岡原 慶高