「非対面型法人営業ゼロからセールス」の連載2回目です。
前回は、「外部環境の変化がしているのであれば、営業活動も変化していく必要がある」ということを説明しました。
ビジネスツールの変化も起きています。
昔はダイレクトメール(郵送DM)による情報発信でしたが、現在ではメールマガジンが普及してきました。
皆さんも様々な企業からメールマガジンが日々届いているのではないでしょうか。
最近では公式LINEやアプリなどでの情報発信が伸びています。
公式LINEによるメッセージ配信はメールマガジンに比べて開封率が高く、利用者も気軽に友達登録ができるといった点でメリットがあります。
文書を書くツールの変化はどうでしょか。
昔はワープロという文書作成の専用機があったようです。
その後、パソコンが普及してMicrosoft Wordや一太郎などのワープロソフトの利用が広がりました。
現在ではスマートフォンで文書を書くことができ、若い世代にはパソコンを使わずにスマートフォンで文書作成を行うほうが楽だという意見もあるそうです。
では10年前に今のような変化が予測できたでしょうか。
10年前にスマートフォンはありましたが、ここまで世界中で普及するとは想定していませんでした。
このような変化は、近年より短期間で起きています。
ビジネスツールは変化し続けており、10年後には今はないツールが主流になっている可能性が高いと言えるでしょう。
このような変化に対応して、ビジネスや営業活動も変化させていくことが、私たちには求められます。
営業活動においても、タブレット端末やスマートフォンを利用するのが一般的になりました。
外出先でメールやチャットツールを確認する人も多いと思います。
コロナによって営業活動の転換点を迎えたと言えるでしょう。
次回は、営業活動の変化について解説してきたいと思います。
中小企業診断士 石井 規雄