今回から新しい連載をスタートします。
テーマは「非対面型法人営業ゼロからセールス」です。
これまでの営業活動の常識が通用しない世の中になりました。
売上回復を図るためには新規営業が必要ですが、新規開拓をしようにも見込み先に訪問ができずにお困りになっている企業が多いと思います。
従来の営業活動はもう通用しません。
時代に適した新しい営業のカタチを作っていく必要があります。
キーワードは、「営業のデジタル化」と「営業のパラダイムシフト」です。
これからの時代の営業活動をゼロから構築して、売上アップを実現する方法をわかりやすくお伝えしていきます。
まずは企業を取り巻く環境の変化を見ていきましょう。
日本は人口減少が進んでいますが、果たしてどれだけの人口が減っていくのでしょうか。
2015年末には127,095千人いたのが、2040年末には107,280人になると言われており、自人口が15%以上減少します。
企業・事業者数も同様に、2015年末に約400社だったのが、2040年末には約300社と25%以上減少します。
人口や企業数が減少すれば、当然ですが見込み客が減少するということであり、これまで以上に競争が激しくなることが想定されます。
また、経営環境や社会環境の変化も大きく、IT化の進展、消費者ニーズの変化、エネルギー転換、生活様式の変化、働き方の多様性、消費者行動の変化など、様々な点で変化が生じています。
このような変化が激しい時代に、これまで通りの営業活動が通用するでしょうか?
外部環境の変化がしているのであれば、営業活動も変化していく必要があります。
企業経営も同様に、⻑期的な視点で⾃社の将来を考え、持続的な発展につながる経営と事業展開を図る必要性があります。
営業活動の変化については、次回以降に扱っていきたいと思います。
中小企業診断士 石井 規雄