ブログ・コラム - パート 31

中小企業の経営力と業績向上を加速する アクセルコンサルティング株式会社 近畿経済産業局認定 経営革新等支援機関

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制約条件は選択肢の広がり~兼業副業の対応~

2019.9.10

こんにちは、阪本です。働きたくなる組織づくりを推進しています。

最近、キャリアをお話しする登壇の機会があり、「グローバルキャリアで日本を変える」という大きなテーマを頂きました。でも、私自身は成り行きのキャリアでいろいろな出会いに恵まれて、変化に適応してきた感じで、キャリアアップに熱心に取り組んできたわけでもないなと。ただ、自身の成長を実感できて、人と人の関係性がよりよい方向に向かっていくことに貢献しつつ幸せに暮らしたいと思っています。そして、いろいろと自分の周囲だけでなく、様々な社会の制約条件を選択肢の広がりと捉えることが今後ますます大切になることを実感しています。

グローバルキャリアなんてないし、日本を変えるなんて恐れ多すぎるので、今回の私的な登壇のテーマとして設定したのは「働き方・生き方をもっと自由に」。自由っていうと「わがまま」とか「きまま」と捉える方も多いかもしれません。伝えたいのは、「自分がやりたいと思えて、自分で意義があると思えるからこの仕事をやろうと選び取っている感覚」がある仕事を始めとした活動が「働き方・生き方を自由にしている」という実感になって、私たち自身を成長させていくということです。そのためには選択肢に対して心を開いておくことが大切だなと。そして、当社のミッションである「幸せ創造企業の創出」は、まさに、指針となっています。

「働き方改革で給与が減った」という方、残業できなくなったから収入が確保できない、だからアルバイトしないと・・・と言っておられる従業員がいる会社も良く聞きます。調査データもありますが、中小企業で働く方の残業カットによる収入減は身近なところで当たり前に起こっています。でも、それが、専業主婦だった女性の社会進出につながり、残業なしで早く帰る男性が増えることで、(はじめは無理やりかもしれないけど)男性の家庭進出になり、収入減に対応した工夫や他の価値観の世界が広がり、将来に向けて生き抜く力となる働き方や生き方にもつながると思います。「残業できない」という制約条件を選択肢の広がりと捉えて、新たな世界を探索してみることでよりよい暮らし方生き方になっていけるイメージで自由に発想を広げていければと思います。

「働き方改革」と合わせて、兼業副業、パラレルワークが一般的な考え方として受け入れられる(考え方によってはせざる得ない)世の中になってきました。65歳定年にこだわらず(こだわれず)、持続可能に働くために、兼業で収入がそれほど多くなくても、少しでも担保していく、職業経験の幅を持っておくという機会とするために、という前向きな捉え方もできるのです。会社側も自社の社員の兼業を認める認めないという事でなく、他社や他の業界からの兼業の受入れもできるという選択肢へ発想を広げることもできます。大企業で総務部門の方が副業として小さな会社の管理部で短時間働くことができるようになり、小さな会社にとって優秀な人材が確保できているという事例も聞きます。これまで閉じられてきた会社のノウハウの交換(営業に関わることの秘密保持の義務はありますが)、社会全体から見て、人材の社会的なシェアリングの発想として、社会的な生産性向上ともいえるのではないでしょうか。

厚生労働省は、2018年にモデル就業規則を「勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」に改定しています。そしてこの8月には厚生労働省より「「副業・兼業の場合の労働時間管理の在り方に関する検討会」の報告書が公表されました。https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06003.html

「自己申告」という言葉が何度も出てきます。それができる職場であること、隠れて副業をするんじゃなく、オープンにできる信頼関係がある職場で兼業副業が進むことは、本人や会社にとっても有意義なことになるのではないでしょうか?働く側も責任を持って自律的に選択するということが、意欲も高まると思います。

ちなみに。。。今回の登壇をきっかけに振り返った私のキャリアモチベーションを公開します。若いころのモチベーションの元も変わってきたし、それほど落ち込むこともなく、出会いに恵まれていることに感謝だなーと。いろいろなきっかけで選択肢が広がったこと、週3短時間正社員だった時の複業経験は特に生かされていること、また今弊社の仕事の幅の広がりがお客様のおかげであることを改めて感じています。ありがとうございます。

ついでに宣伝ですが・・・8月休止していましたが、9月から再開します!「働きたくなる地域企業のつくりかた」ランチタイム座談会も経済センターでやってます~。副業兼業の話題も話に出てくるかもです。

営業の役割とは何でしょうか?

2019.8.29

「ゼロからセールス」というテーマで法人営業の営業力強化について講演しています。

営業活動をゼロから見直し、売上アップに繋げていただきたい思いで企業支援を行っています。

 

ところで、皆さんは営業担当者の役割とは何だと思いますか?

 

「営業なんだから、商品・サービスを売ってくることが仕事だろう」

「1件でも多く、顧客を訪問して提案することだ」

 

 

 

 

 

 

このように考えるのが一般的だと思います。

「ゼロからセールス」では、この営業の役割をゼロから見直しをしていただくことをご提案しています。

 

良いモノを作れば売れた時代は良かったです。

「1件でも多く訪問する、電話をかける」

「商品の特徴や機能を説明する」

「失注したら、次の案件に照準を合わせる」

 

見込み顧客が多かった時代は、営業は数多くの顧客と接触し、自社の商品・サービスを説明することが重要でした。

仮に売れなかったとしても、いち早く次の見込み顧客に訪問すれば良かったのです。

 

しかし、今の時代はどうでしょうか?

見込み顧客に数多く訪問したからといって、売れるでしょうか?

 

「営業手段が多様化している(例:ネット通販、SNS・・・)」

「商品の基本的機能や類似商品/競合他社情報は、既に顧客が知っている」

「営業できる見込み顧客が減少している」

頑張っても、なかなか成果が出にくい時代になってきました。

 

これまで営業担当者が担ってきた役割が、HPやSNS、口コミサイト等が台頭し、わざわざ営業担当者に商品・サービスを説明しに来てもらわなくても、顧客は情報収集することが可能な時代です。

顧客のほうが、商品・サービスの内容や同業他社との違い等について、詳しいということもあるかもしれませんね。

 

今の時代にとって必要な営業の役割とは何でしょうか?

 

次回以降、詳しくご説明していきます。

Googleマイビジネス 商品(ベータ版)に登録してみました

2019.8.28

こんにちは。アクセルコンサルティング株式会社の浦出奈緒子です。

どんどん進化しているGoogleマイビジネス。
自社や京都商工会議所様でも今年6月にGoogleマイビジネスのセミナーをさせて頂きましたが、京都商工会議所様の直前に「クチコミを増やす」の機能が実装され、テキスト記載は間に合わずに口答でお話をさせて頂きました。

そしてまたいつの間にか増えた「商品(ベータ版)」の機能。
先月登録してみましたので、どんなふうに掲載されるかお伝えしますね。

今まで「サービス」として自社サービスを記入できる欄がありましたが、その記入内容はセクション名、アイテム名とその内容といったメニューに関するものと、その価格の文字情報に限定されていました。

ですが、「商品(ベータ版)」(写真右下)の場合、サービスで入力する内容の他に、画像と商品の詳細説明などのURLが必須になっています。
自社HPのULRなどにリンクできるので回遊性が高まっている一方で、特定のURLがない商品については情報発信ができない状況です。

「サービス」と異なり、「商品(ベータ版)」記載の内容はPC、スマホともナレッジパネル(写真右側の枠のこと)に表示されるので、お客様の目に触れやすい状態です。

ちなみに、ベータ版って本格展開前のテスト版、ということだそうです。

「商品(ベータ版)」は初めに開いたページに表示されるのでお客様への認知にとても有効です。

ぜひ入力してみてください。

メールとITツールで効率的な販売促進

2019.8.9

こんにちは。浦出です。

当社では
当社は2019年に初めてIT導入支援事業者になりました。
IT導入支援事業者になると、IT導入補助金の申請が行えます。

IT導入補助金を利用するには、80万円以上(年額)のITツール利用が必要です。
本気でIT活用による効率化を図りたい事業者さまにはおすすめです。

下記を入力頂きますと、当社のコンサルティング提案書PDFが届きます。

マーケティングの「キモ」はこれだった!?

2019.8.9

マーケティングを検討する中では、お客さまに購買促進するための様々なテクニックがあります。実際にお客さまの背中を押して、購買を促すためには、そのようなテクニックやセールスによるクロージング活動が必要になり、大切な要素ではありますが、そこだけを磨いてしまうと、本末転倒になります。

様々なマーケティング活動を行う前に是非考えていただきたいのが、マーケティングのセンターピンである「ポジショニング」だと考えています。

ポジショニングとは、ターゲット顧客の頭の中に、自社製品について独自のポジションを築き、ユニークな差別化イメージを植えつけるための活動。顧客に自社製品のユニークな価値を認めてもらうことで、競合製品に対して優位に立つことを目的にしている。と定義されています。(グロービス経営大学院MBA用語集)

つまり、自社の製品・サービスを他社と差別化し、ターゲットとなる見込み客のニーズを満たすためには、自社製品が最適であることを認知させるための考え方とも言えます。

もっと一言で端的に言うと「〇〇ならあなたの会社(製品・サービス)」と顧客や見込み客に認知してもらえるよう、自社独自の価値を作り上げていくことです。

皆さんの会社に当てはめると、「〇〇ならあなたの会社(製品・サービス)」の○○にはどんな言葉が入りますか?

「生鮮食品ならアクセルスーパー」・・・大手スーパーに勝てますか?
「カフェといればアクセルコーヒー」・・・スタバに勝てますか?
「経営コンサルタントならアクセルコンサルティング」・・・船井総研、タナベ経営などに勝てますか?

残念ながら、このようなポジショニングでは、強力な大手などと競合し、勝てないことが多いですね。

そう考えると、〇〇に入るのが、商品サービスだけでは、ちょっと難しい場合が多いですね。

もっと、選択と集中が必要です。

「大手スーパーでは取り扱いにくい、できる限り無添加・減農薬のこだわり生鮮食品ならアクセルスーパー」
「オーガニックでかつカフェインレスのコーヒーを使った妊婦さんや授乳期のママのためのカフェといればアクセルコーヒー」
「京都で売上高5億円未満の事業改善に特化した経営改善ならアクセルコンサルティング」

少し、独自のポジションが見えるような気がしませんか。

独自のポジションを築くための基本的な考え方は、ニッチトップです。
ニッチな分野で業界のトップになれるような立ち位置を探します。
そのためには、
1.対応する顧客ニーズの絞り込み
2.1の裏返しですが、顧客に提供する価値の絞り込み
3.競合との違いを意識した提供価値
などを検討する必要があります。

一度、皆さんの会社の「自社独自の価値」、「自社独自のポジショニング」を考えてみてはいかがでしょうか。

また、その際に参考になる考え方として、伝統的な考え方ですが、3C分析やフィリップ・コトラー氏のポジショニングを導き出す6つのポイント、ポジショニングを整理するポジショニングマップなどがあります。

また、次回以降に紹介していきます。