リスキリング・・・皆さんはお聞きになったことがあるでしょうか。
リスキリングとは、今後の業務において必要となるスキルや技術を社員に「再教育」することと定義されています。
特に、DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応を行うために、IT関連の人材教育を念頭に使われる言葉のようです。
例えば、現場改善や革新に必要なITツールをスムーズに導入するために、現場の業務の流れを熟知した技術者が、現場業務だけではなくIT関連の知識を身につける教育を行うというようなイメージです。
これは世界的な流れになっていて、2020年1月に開催された世界経済フォーラム(ダボス会議)では第4次産業革命に対応した人材を育てるための「リスキリング革命(Reskilling Revolution)」が発表され、「2030年までに世界で10億人をリスキリングする」ことが宣言されています。
リカレント教育は、職場を離れて学ぶことが前提になっていますが、リスキリングは職場に居ながらにして学ぶことが前提になる点が、異なります。
注目されている「リスキリング」ですが、スキルの再教育をする事が大切!というのは、少し近視眼的な視点で、本来は、自社は将来どのような事業を行い、そのためにどのようなスキルを持った人材が必要なのかを明確にすることから始めないといけまんせん。
そのためには、自社の3年後、5年後のあるべき姿を描き、そしてそこに必要なDXも含めたスキルを明確にするとともに、未来組織図を作成してみましょう。
そして、現在の保有スキル・人材とのギャップを埋めていくための方策を考えるように進めていく必要があります。
中小企業診断士 岡原慶高
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