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人が生き生きと働ける職場が、持続可能な未来をつくる

2025.1.8

こんにちは。今年もチームワークと個を生かす組織を追求したい阪本です。

2025年も始まって1週間が経ちました。慌ただしい日々の中ですが、今年も未来につながる仕事をしていきたいと気持ちを新たにしています。少子高齢化、人口減少、地方の過疎化、自然破壊、食糧自給率の低下――以前から指摘されてきたこれらの課題が、最近ますます身近に感じられるようになって気持ち的な焦りも高まっています。こうした状況の中で、私たちは「働くこと」をどのように位置づけ、どのようなモチベーションを持って価値ある「仕事」を生み出していけばよいのかを考えています。

「働くこと」の定義は変わりつつある?

「仕事」や「働くこと」に対する価値観は、かつてと大きく変わってきています。従業員が「働くこと」に求めるのは単なる収入だけではありません。また、経営者にとって事業を行う目的は、単に利益を追求することにとどまらず、「社会に価値を提供できている」という実感が得られることが重要になっています。さらにそれは、「世の中に価値を提供している」という実感を通じて、幸せを感じられる場所――それが現代の職場の理想形ではないでしょうか。

持続可能な組織のあり方は自律的?

持続可能な組織を築く上で、自律的で柔軟な働き方を受け入れる姿勢が不可欠です。自律的な組織では、メンバーが自身の役割を理解し、自ら考え行動する力が求められます。その結果、一人ひとりが「組織に貢献できている」という実感を持ちやすくなり、働きがいのある職場が形成されます。ただし、自律性には責任が伴います。その責任を果たすための仕組みづくりが鍵となります。

私が特に注目しているのは、「承認」の文化を育むことです。メンバー同士が互いに認め合い、協力して責任を果たしていくことで、自律的な組織はさらに強固になります。この文化を根付かせるためには、研修などの支援を活用するのも効果的です。

チームワークの効用

チームワークは、人間が持つ本質的な欲求を満たします――それは他者とのつながりを感じ、協力によって達成感を得たいという欲求です。例えば、共同で問題を解決し、成功を分かち合う瞬間には、単なる業績以上の満足感が生まれます。

良好なチームワークがある職場では、自然とコミュニケーションが活発になり、信頼関係が構築されます。さらに、互いを尊重し合う文化が根付けば、働くこと自体に楽しさや充実感が生まれ、個々のスキルやアイデアが最大限に活用されるようになります。

しかし、これを実現するには「情報共有」が欠かせません。チーム内の状況が常に共有されていること、あるいは分からないことを前提に対話の場があることが必要です。自然な対話ができる組織を目指していくことが、チームワークをさらに強化する鍵となります。

情報共有って難しい

多くの従業員アンケートで、「情報共有ができていない」という声が挙がります。情報共有は、組織の効率とチームワークの基盤です。会議の議事録を迅速に共有したり、プロジェクトの進捗を見える化するツールを活用することはもちろん重要ですが、それ以上に、メンバーの価値観や思いを共有できる仕組みが必要です。

情報共有が活発な組織では、メンバー間の相互理解が深まり、確認作業や誤解が減少します。そして何より、情報共有は「自分の考えが認められている」と感じる機会を増やします。この感覚こそが、働きがいを高める一因となり、良い組織文化の醸成に繋がります。

【参考リンク】サイボウズのチームワークブログ

 

持ち味カードを使って楽しく「自己理解・他者理解」 他者から見た自分の新たな見え方を知れることもうれしく 他者への関心も高まりチームワークあふれる組織作りに役立つ仕掛けがたくさんあります。


結果的に人材確保につながる

このように、持続可能でチームワークのある組織は、「働きがいのある職場」として評価されます。その評判が外部にも伝わることで、優秀な人材を引きつける力となります。特に今の求職者は、単なる収入や福利厚生以上に、「関係性の良さ」や「やりがい」を重視しています。
「紹介したくなる会社」や「関わりたい組織」として認識されることが、結果的に人材確保の最大の武器になるのではないでしょうか。

今年も、より良い組織づくり、幸せ創造企業を目指し、お手伝いできるよう活動してまいります。ぜひお気軽にお声がけください!

 

①持ち味発見ワークショップ

②承認力向上研修

中小企業診断士 阪本 純子