2030年待ったなし!SDGsから持続可能な組織へ 導入編 | ブログ・コラム

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2030年待ったなし!SDGsから持続可能な組織へ 導入編

2022.7.6

阪本です。先日4歳の息子が、「ぼくたちこれからどこ行くの?」「ぼくたちこれからどうなっちゃうの?♪」っていう歌詞を口づさんでいてなんてシュール?何?と思ったら、この歌、これの次に流れるんやで〜「ひろがれ!いろとりどーり♪」・・あー!これは聞いたことがある!eテレのSDGsの歌。この番組、面白く身の回りのものの一生を取り上げている内容で、大人にも勉強になります。金属製品、タイヤやガラス瓶、電車、段ボールなど身の回りにあるものが対象で、事業者の皆様で製造や流通上で関わっている方も多いと思います。良かったら見てみてくださいね。https://www.nhk.or.jp/school/sonota/bokudoko/

そんな感じで、SDGsはアルファベットの歌のように当たり前に刷り込まれている世代がどんどん主役になっていく時代。2030年まであと8年しかありません。小中高の学習指導要領にも「持続可能な開発のための教育:SDGs実現に向けて(ESD for 2030)」が2019年から盛り込まれていますしね〜。SDGsネイティブの社会人ばかりの時代がもうそこまで来ています。そして次の2050年のCO2排出量正味ゼロに向けた取り組みも始まっています。(写真は京北町の京都里山SDGsラボことすの床に並べてあったSDGsの17の目標)

京都だけでなく他の自治体でも企業のSDGsに関する認証や認定制度があります。金融支援の分野では、SDGs関連の融資として全国では2018年に滋賀銀行がいち早く取り組み、その後、各金融機関も認証制度や金利優遇制度が相次ぎつくられました。

引用元:https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000295638.html

人材採用の面でも学生が重視する項目にあげています。SDGsが採択されたのは2015年9月ですが、それ以前から京都市でも四方良し(「売り手よし、買い手よし、世間よし」+「未来よし」)という言葉が使われており、これは今でこそ頻繁に聞かれるようになったSDGs経営そのものですね。

SDGsの基本

国際連合広報センター 「2030アジェンダ」
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

企業の取組状況

SDGsには17の目標がありますが、その中で企業が特に取り組んでいる目標で多いものは以下です。

引用元:公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES=アイジェス)

今やっていることが当てはまるというラベリングをするだけで、「SDGsに取り組んでいるから大丈夫」というのでは意味がありません。17の目標はすべてつながっているものであり一つを解決して終わりではありません。

自社の事業活動(仕入工程、製造工程、販売だけでなく社内プロセス)を見直して、もっと良くするためにできることはないか、課題を生み出していることに気づいたら少しでも軽減できないかを考えていくことで、今後取り組める目標を選べます。

とはいえ、断片的・表面的な情報があまりにあふれている中、実際に、何から取り組んだらいいのでしょうか。「個人としては環境にやさしいことを考えてやっている」「自治体や大企業がやってくれる取り組みに乗っかっている」っていう人も個人では多いかもしれません。

自社の在り方と強みをSDGSで仕立て直す

企業が取り組むSDGsでは、「バックキャスティング」(ありたい未来から考える)ということがいわれているのですが、ありたい未来は新たに漠然としたもの、地球規模のものを設定するのではなく、自社の在り方を見直すことでてくることだと思います。自社の事業が継続できるということは、世の中にお役立ちできる社会的価値を生み出しているはずです。それを言語化する、そして従業員と具体的にできることを話す場をつくることがきっかけになります。

基本理念は「誰一人取り残さない」

チェックシートによる自己診断、経営層や広報担当者の一部で記入やヒアリングを受けた書類で認証された、認定されたというだけでは、SDGsウォッシュとなってしまいます。一番身近な従業員を取り残していることになってしまいます。本業で社会課題を解決するってどういうこと?という問いに、パート、アルバイトも含めた従業員全員で考えていきましょう。これが働きがいにもつながります。働き方改革と共通するものもありませんか?次は、具体例も交えてご紹介しますね。

 

持続可能な組織づくりのために、対話型の研修を実施しています。

2030年、そして2050年を目指して組織をつくっていきましょう

 

 

 

 

 

白井旬さんの参考書籍;経営戦略としてのSDGs・ESG: “未来から愛される会社”になって地域×業界No.1を目指す

中小企業診断士 阪本純子

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