企業経営を維持していくためには、売上を増加させつつ、そのためのヒト・モノ・カネなどの経営資源を増やす必要があります。しかし、日本は少子高齢化により、労働人口が年々減少しています。日本経済は、若手人材を中心に人材確保競争が激化しており、企業規模の小さい中小企業は人材を確保することが困難になっています。この背景を踏まえ、今後、企業経営を維持していくためには生産性を向上させることが必須になります。
そのための対策の1つにDXやAIなどデジタル技術を用いて少人数でも売上高を維持、もしくは向上させるという方法があります。今回のブログではそのデジタル技術の1つであるRPAについての紹介とそれを実演した動画を紹介します。
RPAとは、Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略称です。仕事上の作業を自動化する技術のことを指します。現在は、その中でも特にPC上の作業を自動化する技術を指しています。
RPAの主な特徴と利点は以下の4つを挙げることができます。
1つ目は、反復的な作業の自動化です。PC上のデータ入力やファイル管理、レポート作成などの定型業務を自動化することができます。2つ目は、人的エラーの削減です。RPAにより作業は機械が正確に作業を行うため、ミスを減らすことができます。
3つ目は、効率性の向上です。RPAを使用するPCを24時間365日起動し続ければ、常に稼働することができ、かつ作業速度も人間より速いため、生産性を向上させることができます。4つ目は従業員の負担軽減です。PC上の作業の中には繰り返しの単調な作業の物もあります。これをRPAに置き換えることで従業員を単調な作業から解放させ、より付加価値の高い業務に集中してもらうことができます。
以下の動画は、RPAツールの1つであるマクロマンを用いて作業を自動化したものです。この動画では、テキストファイル化した注文書5つをそれぞれの項目ごとにエクセルファイルに整理させた動画です。
RPAを使えば、生産性を大幅に向上させることができます。マクロマンは無料で使えるため、経営コンサルタントとしてぜひ一度ダウンロードして使われることをおすすめします。
経営コンサルタント
平田 紘基