ドラッカーから経営者への5つの質問 | ブログ・コラム

中小企業の経営力と業績向上を加速する アクセルコンサルティング株式会社 近畿経済産業局認定 経営革新等支援機関

〒600-8095 京都市下京区東洞院通綾小路下ル扇酒屋町289番地デ・リードビル6F

友だち追加

補助金に関するお問い合わせは、
現在お受付を休止させていただいております。

無料メールマガジン

「ゼロから」収益向上を加速する!無料メールマガジン・アクセルニュース!小さな会社の経営者のための最新情報をお届けします。

ドラッカーから経営者への5つの質問

2024.9.10

みなさん、こんにちは

アクセルコンサルティングの岡原です。
みなさんもピーター・ドラッカーはご存知かと思います。

20世紀を代表する経営学者であり、現代マネジメントの父と呼ばれる人物です。2005年に94歳で逝去されましたが、彼の思想と著作は、今なお世界中のビジネスパーソンや組織に大きな影響を与え続けています。

ーター・ドラッカーの書籍は素晴らしい本ばかりなのですが、その中でも非常に読みやすく、親しみやすい書籍で「ドラッカー5つの質問」という書籍があります。

今日はその書籍の5つの質問について、ブログで書きました。
小さな会社の経営において、めちゃくちゃ重要な視点だと思いますので、是非参考にしてください。

【目次】
1. ドラッカーの「5つの質問」とは?
2. 小規模企業の「使命」を明確にするために
3. 顧客を知ることが成功のカギ
4. 顧客にとっての「価値」を再定義する
5. 成果を測定し、未来の計画を立てよう

1.ドラッカーの「5つの質問」とは?

ピーター・ドラッカーは「現代経営学の父」とも呼ばれ、多くの企業が直面する経営課題に対し、的確なアドバイスを与えてきました。
その中でも有名なフレームワークが、経営者やリーダーに向けた「5つの質問」です。
この質問に答えることで、企業の現状を正確に理解し、今後の方向性を明確にするきっかけになります。

ドラッカーの5つの質問は次の通りです。

1. われわれの使命は何か?
2. われわれの顧客は誰か?
3. 顧客にとっての価値は何か?
4. われわれの成果は何か?
5. われわれの計画は何か?

これらの質問に明確に答えられるようになることは、小さな会社の経営者や後継者にとって、企業の方向性を見直し、より競争力のある事業を展開するための強力なツールとなります。

2.小規模企業の「使命」を明確にするために

「われわれの使命は何か?」という質問は、私たちの会社が存在する理由を見つけるためのものです。
小さな会社の場合、使命は大企業と異なり、創業者の思いや地域社会とのつながりが深く関わっていることが多いです。
この質問に答えることで、私たちの会社が事業を行うことで、何を目指し、どのように貢献しているのかを明確にしていきます。

たとえば、当社アクセルコンサルティングの経営理念は、「中小企業の存続と成長への取り組みを加速し、その会社にかかわる経営者・社員・顧客・地域社会の幸せに貢献します」としています。
小さな会社の経営に経営コンサルタントは必ずしも必要な存在ではありません。
税理士さんは絶対必要ですよね。
そのような状況での私たちの理念・使命は、成果を加速するということです。
そのために、私たち自身が実践し、また自己研鑽してスキルとともに人間力を高めていく必要があると考えています。

みなさんの会社が何のために存在し、何を成し遂げようとしているのかを再確認してみてはいかがでしょうか。

3.顧客を知ることが成功のカギ

次に、「われわれの顧客は誰か?」という問いです。これは、単に商品を購入する人だけを指すのではなく、あなたの会社が価値を提供する全ての人々を含みます。
顧客を正確に理解、定義することは、ビジネスの成功の近道だと言われます。
特に小さな会社では、顧客とのつながりがより密接であり、顧客ニーズに応じたサービスの提供が競争優位性を生むポイントです。

たとえば、地元の商店を経営している場合、単に商品を販売するだけでなく、地域住民との信頼関係を築き、その声を反映したサービスを提供することが重要です。顧客を知り、彼らが何を必要としているのかを理解することは、ビジネスの成功を大きく左右します。

みなさんの会社の顧客は誰なのかを明確にしてみましょう。

4.顧客にとっての「価値」を再定義する

「顧客にとっての価値は何か?」という問いは、あなたの会社が提供する製品やサービスが顧客にとってどのような意味を持つのかということです。
あなたの会社と取引するには、それなりの理由があります。
競合が提供している商品・サービスがあるにもかかわらず、当社で買ってくれるには、理由があり、その理由こそがみなさんが提供している顧客にとっての価値です。

みなさんの会社が提供している顧客にとっての価値を言語化してみましょう。

5.成果を測定し、未来の計画を立てよう

「われわれの成果は何か?」そして「われわれの計画は何か?」という最後の2つの質問は、あなたの会社がどのように成長し、将来的なビジョンを達成するかに直結します。
まず、成果を測定するためには、具体的な目標設定が必要です。
これには、売上や利益だけでなく、顧客満足度や地域での認知度など、様々な要素が含まれます。

そして、その成果をもとに、今後どのような計画を立てるべきかを考えます。市場の変化や顧客ニーズの変動に応じて柔軟に対応し、常に次のステップを意識することで、持続的な成長を実現することができます。

みなさんの会社が目指す具体的に成果とは何でしょうか。
みなさんの会社が持続的な発展を遂げるために、どのような今後の計画が必要でしょうか。

ドラッカーの「5つの質問」は、小さな会社の経営者や後継者にとって、経営を見直し、未来の方向性を決めるための強力なツールです。

「使命」を明確にし、顧客を理解し、顧客にとっての価値を提供することで、競争力のある会社作りが可能になります。また、成果を測定し、柔軟な計画を立てることで、持続的に成長可能な会社を作りに貢献するものとなります。

ぜひ一度、しっかりと考えてみましょう!

中小企業診断士 岡原慶高

後継者から真の経営者へ~成長に必要な3つの考え方~

【キャンペーン中】採用コストを削減、退職リスクを低減する研修はこちらへ