コラム | ブログ・コラム - パート 6

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カテゴリ:コラム

進んでいる!?働き方イノベーション

2020.3.25

阪本です。コロナショックが、リーマンショック時や東日本大震災の時の経済的な打撃や、世の中の閉そく感などが、比較されることが多いのですが、実は私自身、2009年のリーマンショック時は、身の回りが影響のない状態で自分事でなく、2011年の東日本大震災の際も日本におらず、どこか遠くから眺めていた感じだったこと、日本人でありながら申し訳なくもどかしく、自分事になれなかったことを思い出しています。スマホやネットが今ほど気軽に使われておらず、従量制でお金もかかるのでネットワーク情報へのアクセスも限られ、情報もあまりキャッチできていませんでした。

でも何かここでもできることを、日本のために・・と、寄付することで自分自身を納得させた感じだったのですが、その時初めて使ったのが、クラウドファンディングでした。その頃からクラウドファンディングという手段で応援できるサービスが増え、日本人の寄付文化や応援意識が変わっていったのかなと感じます。

それ以外にも、震災以後の日本の変化って大きかったようで、LINEが普及したのが震災後という話を聞いてなるほどと思いました。(当時、日本にいなかった私はそこが肌で感じることができていません)

世の中の過去の○○ショックなどはイノベーションのきっかけになることを改めて感じる最近です。

そんなイノベーションの話をすることがコロナショックをきっかけに増えていますが、先日、雑談の中で聞いて印象的だったのが、食堂の食券制のイノベーションのお話し、これが登場したきっかけは1927年の北丹後地震だったということ。そこの体験から阪急百貨店梅田店から食券制の販売方法が始まったらしいです。

昨年度、実施していた京都市の働き方改革チャレンジプログラム(事例集:http://social-innovation.kyoto.jp/wp/wp-content/uploads/2019/03/jireisyu16P.pdf)の中で、zoomやチャットの活用、働き方の多様化の話、フレックス、時差出勤、リモートワークなどの話題はたくさん出てきましたし、支援するキュレーター同士の話し合いでは定期的にzoomを使い、そして実験的にも企業さんに入っていただいてミーティングをしていました。でも、なかなか活用が進まず・・・でも今回、やはり必要性が出て、会社側も働く側も自分事になった状態となり、リモートワークが進み、オンラインの活用が進んできたことを誰もが感じているのではないでしょうか。今回歓送迎会シーズンに重なったことで「えーっ!」って抵抗感を持つ人も多かったオンライン飲み会を実施した方も多いかもしれません。やはり経営者もそして従業員も自分事になること、必要性に迫られることであればやり方を変えれるものです。

 

さてさて、働き方改革では、組織や時間や場所が自由にフレキシブルになっていくことをお話ししながらも、私自身は「働く場所」の自由度を高める在宅ワークは、実は苦手です。中高の受験勉強でも家でできないタイプでした。集中力がない、家事やいろいろ気になって仕方ない、そもそも家族がいる環境では仕事できないetc・・。でも在宅ワークの選択肢があることは、安心して働けることにつながっています。また時差出勤できることも、自分のペースで仕事できることにもつながるかなと思います。対お客様相手のサービス業や製造現場だともっと細かな調整が必要かもしれませんが、業務を細分化することで、もしかすると現場にいなくてもできること、お客様や仕入先に変化を促したり、お互いのニーズの重要度のあるポイントが理解し合えることで、全員一律に同じ時間同じ場所で働かなくても、場所が違ったりを柔軟に変えられる業務があるかもしれません。

(過去のセミナー資料より)

 

例えば製造業でできる「働き方改革」は、ペーパレス化、クラウド活用、作業工程に合わせた時差出勤、工程管理のリモート化や遠隔動画活用などでより作業の効率化や、パート従業員の効率的な働き方につながるようなことできないでしょうか?

 

以下ご参考に・・・

【在宅ワーク苦手な自己管理能力の低い私が思う「在宅勤務効率化のコツ」】

①外に出なくても、お化粧して身なりを整えて仕事開始する

②仕事用に資料をセットする、ノートPCでなく外付けモニターを使う

③会議の参加やチャットを使った相談を躊躇なくする

④小さな1時間ごとの計画、目標をつくる

 

【テレワーク関連助成金】

「テレワーク用通信機器の導入」の他、「外部専門家によるコンサルティング(社労士、中小企業診断士等)」の費用もでます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/syokubaisikitelework.html

https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/000608838.pdf

※令和2年4月1日以降は「働き方改革推進支援助成金」に名称変更予定

いまこちらのブログで私が書く以上に、いろいろなコンテンツでたくさんの情報が出ていますので、是非、検索してみていろいろとヒントを見つけて下さいね。もちろん当社でも、お役立ちできるアドバイスもできるかと思いますので、お気軽にご相談ください。当社としても、動画セミナーやリモート遠隔コンサルティングにも取り組んでいくことでより多くのお客様のご支援ができればと思っています。

新型コロナ対策一覧(3.3現在)

2020.3.4

岡原です。

新型コロナウイルスに関する報道が連日、新聞やニュースを賑わせています。
つい先日の日経新聞にも、「大手百貨店5社が2日発表した2月の売上高(既存店ベース、速報値)は全社が前年同月を下回り、4社で2桁のマイナスとなった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、訪日外国人(インバウンド)向けの売上高が減少。2月後半には感染予防意識が高まり、日本人も外出を控え始めた。3月には大手各社が臨時休業や時短営業を実施する方針で、売上高はいっそう落ち込みそう・・・」とありました。
具体的には、大丸松坂屋百貨店が21.8%減、高島屋が11.7%減、三越伊勢丹が15.3%減、エイチ・ツー・オーリテイリングが14.3%減だったそうです。

当社のお客様にも少なからず影響がでているようで、早く収束して欲しいものです。

そんな中、企業向けの主な緊急対策として発表されているものを現段階、当社の分かる範囲でご紹介します。
※最新情報は各省庁等のウェブサイトを必ずご確認ください。

【融資制度】
①セーフティネット保証制度(4号:突発的災害(自然災害等))に令和二年新型コロナウイルス感染症が指定されています。(令和2年3月2日)

最近1か月間の売上高又は販売数量(建設業にあっては、完成工事高又は受注残高。以下「売上高等」という。)が前年同月に比して20%以上減少しており、かつ、その後2か月間を含む3か月間の売上高等が前年同期に比して20%以上減少することが見込まれること等に該当する場合、保証協会の別枠保証が可能となりました。

https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/sefu_net_4gou.htm
http://www.pref.kyoto.jp/kinyu/documents/koronatirashi.pdf

②新型コロナウイルス感染症にかかる衛生環境激変特別貸付(国民生活事業)

旅館業、飲食店営業及び喫茶店営業を営む方で
(1)最近1ヵ月の売上高が前年または前々年の同期と比較して10%以上減少しており、かつ、今後も売上高の減少が見込まれること
(2)中長期的に業況が回復し、発展することが見込まれること

別枠1,000万円(旅館業を営む方は、別枠3,000万円)を限度額とした融資制度があります。

https://www.jfc.go.jp/n/finance/saftynet/covid_19.html

上記、①②については取引されている金融機関や政策公庫に相談しましょう。

【助成金】
①新型コロナウイルス感染症の影響に伴う雇用調整助成金
事業活動の縮小等による一時的な休業等にあたって賃金等の一部を助成する制度です。

https://www.mhlw.go.jp/content/000602567.pdf

②時間外労働等改善助成金(テレワークコース、職場意識改善コース)
テレワーク用通信機器の導入・運用・就業規則・労使協定等の作成・変更等の取り組みに対して、100万円を上限に補助率1/2で支給されます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09904.html

③小学校等の臨時休業に伴う保護者の休暇取得支援
小学校等が臨時休業した場合等に、その小学校等に通う子の保護者である労働者に対して、年次有給休暇とは別途、有給の休暇を取得させた企業に対する助成金

https://www.mhlw.go.jp/content/12600000/000601848.pdf

個々は違う、そこを前提に・・・

2020.2.28

阪本です。

今日のテーマ、普遍的なことです。当たり前のことなのに、あえて研修や教育を受けたりするのも、人間の特性として、その場の楽な方を選んでしまう、一律の対応、管理をした方が効率的だと無意識に選択してしまうからではないでしょうか。だって、その場その場はその方が考えなくてもいいし、楽だから。

先日、小1息子の今年最後の授業参観は「できるようになったことはっぴょうかい」、1年生の入学から今までの学習内容や行事を先生が掲示している写真で振り返り(これが先生の力作!)思い出を発表、その後、それぞれのできるようになったことの発表。縄跳びだったり、けん玉だったり、計算だったり。その後、その発表の振り返り。自分の頑張りや友達の頑張りからの良かったことを話し合い、お互いのできるようになったことについて認め合うような時間。先生からは「自分のいいところって、意外ときづいていないよね。みんなから気づいてもらえて、あーそうだったんだという気づきもあるよね」っていうような話で、子どもたちも「うん、うん」とうなずきながら聞いていました。今回の発表内容も、何を発表するか分からないで迷っていた子は友達から「○○がみんなよりすごい!」と話す中でひとりひとりの発表する内容を決めたそうです。

「お友達のいいところを見つけることができる人は、お友達をよく知ろうとしている人だし、お友達からもいいところを見つけてもらえる」というような先生の話もあり。

 

これって、組織作りの中でもやっている「お互いを知る」というようないろんなワークショップや、心理的安全性の話とも共通のことと感じることばかり。大人になってもやっぱり意識してトレーニング続けることが必要、会社に限らず、自己開示や他者を理解することが大切で、よりよい関係性をつくっていくことが組織やチームで働き生きていくためには必要なことなんだと改めて感じます。

 

お互いを知るという面でおすすめするのが、例えばひとりでよくやっているようなエニアグラムをグループでやってみること。以前の職場の縦割り業務のチームのランチミーティングでやったら盛り上がって、お互いのことを話すきっかけにつながりました。

(エニアグラムのワークショップ資格なんかもありますが、簡単にwebを使って診断もできますよ~

90問回答式チェック

他にも、よくキャリアの話で出てくる、「ジョハリの窓」これもアプリが出ていて、グループでできるようになっています。ワークショップでも、やってみることができますし、ツールも無料公開されています。https://potect-a.com/utilization/johari_window/

このワークショップのようなものも、中学校の授業でもやっているみたいで・・でも、組織について考えるときも良く使われているのは、ついつい大人になってしまうとより効率化を求められると、個を出せなくなってしまうのかもしれません。

 

 

そして、それを組織運営に活かしやすいように、仕事の能力を文章で言語化できるようにつくられているのが、「持ち味カード」®です。「持ち味」とは良い方向へ発揮できる可能性のある個人の特性のこと。「強み」という言葉とはちょっと似ているけどちょっと違います((笑)

当社メンバーが参画している㈱京都採用定着支援センターで体験会実施予定。4月以降となりますが、その体験をしていただいて是非組織への活用もご検討ください!とっても分かりやすく、それぞれのキャリアや成長の方向性をマネジメント層はもちろんメンバー同士が応援し合うことで仕事能力の成長へもつがること、またそれぞれの違いを知ったチーム運営ができることなどの効果を実感できますよ!!

詳しくはこちら・・・https://www.kyotosaiyou.com/20200318

アイスブレイクとチェックイン

2019.10.7

『チェックイン』と『アイスブレイク』よくセミナーやミーティングの時に使われることがあります。私自身もあまり考えずに、セミナー等であまり気にせずに使っていたのですが、改めてググったり本を見返してみたりしました。

『チェックイン』普段の生活では、宿泊施設に入る時、飛行機に乗る前の手続きの時に使いますよね。ある場に入っていく前の手続きのようです。会議やセミナーであれば「私はここに入ります」ってことを表す手続きです。

『アイスブレイク』氷を壊すという表現のように、始める前に発想を柔軟にできるように緊張をほぐすためにちょっとしたゲームやアクティビティをすることだそうです。

そういう定義だと、私が良くやるのは「チェックイン」かなー、よくやるのはセミナー前とかに自己紹介もかねて、テーマに対する課題意識をテーブル単位や隣の人と話したりすること。インプットの前のアウトプットによって、インプットの質が良くなるかなーと思うので。(このインプットとアウトプットという使い方も少し抽象的かもしれません)

会議の前の「チェックイン」、私はここにいますよ~ということで、初対面だとちょっとした自己紹介と今の気持ちなどを言ってもらうことが多いかな?人数が多いと3人ひと組みのグループとかにして。

あまり具体的な事柄ではなく、気持ちや気分などから入っていくのが、共感しあえ、状況を感じあえることになり、次の具体的な話題に入るときに気持ちの許容範囲が広がり解決の方向性で話が広がるはずです。社内の会議でも応用できるのは、近況と今の気持ちをひとり1分程度で話してから本題に入ること。事実の「予定がたまっていてできていません」というより「予定が多くて、ちょっと精神的にしんどくなっています。」と感情まで言ったほうが周囲も解決策を考えてやろうって気になりませんか?本人も気持ちが楽になるはずです。

『チェックイン』気軽に使ってみませんか?よく使うのは「GOOD or NEW」3日間や今朝、「良かったこと」や「新しい発見」とかを一言話してから会議に入ること。あと、『チェックアウト』として一言ずつ今日の感想や宣言をするっていうのもありますね。

写真はセミナー等と少し関連して、先日、私が受講した福谷 彰鴻(ふくたにあきひろ)さんの「学習する組織」のワークショップの冒頭にて。こういう気持ちと姿勢、大切にしたいですね。会議やセミナーの場に限らず、今の場に集中して、オープンな気持ちで、異なる視点も受容して自分事にしていくこと姿勢は大切にしたいと思います。

こちらのワークショップとっても興味が更に深まり、教育の可能性や大人が学び続ける意義を改めて考えてみることになりました。また機会みて、こちらでも紹介します。

参考サイト:https://mylearningsandbox.wordpress.com/

あと、アイスブレイクで面白い例はいろいろとググっていただければ見つかります。ちょっと面白いのを下記の転職サイトでも見つけましたので良かったら・・・

https://mynavi-agent.jp/dainishinsotsu/canvas/2016/11/post-5.html#sec_2

ここから更新・・・何というタイミング!!ちょうど、SILKコーディネーターの山中はるなさんも寄稿している以下の本が10月25日に発売予定だそう。ちらりと見ましたが、このブログ内容より詳細に分かりやすい本となっています!!

「はじめてのファシリテーション」予約販売中です。

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%BA%B7%E4%B9%85/dp/4812219035

中小企業診断士 阪本純子

人財育成

 

事業継続力強化計画 申請書の作り方 1名称等

2019.9.24

こんにちは。浦出奈緒子です。

去年、関西空港が浸水する台風被害がありましたが、今年は千葉で長期間停電する台風被害が発生しています。千葉に住みたくて住みたくて千葉県の大学に行った私にとって、千葉県は大切な土地で、被害の大きさに胸を痛めています。

このような災害に合わない方がいいけれど、避けられないのが自然災害。平時にどういうことを行っておくべきか、どんなことが想定されるのかを考えることも経営の上では重要で、それを書類にするのが事業継続力強化計画です。

申請書の作り方ですが、公式の手引きに沿うと作成できます。

https://www.kansai.meti.go.jp/2chuusyou/saigai/jigyokeizoku.html

 

今日は(別紙)事業継続力強化計画の1名称等についてです。

まずは会社情報を記載しますが、ここでいくつか判断に悩む点が出てきます。

①常時使用する従業員の数

 これはいわゆる正社員の方の数ではなく、労働基準法第21条に該当する方を除いた人数です。

 労働基準法第21条に該当する方とは、日雇いの方、2ヶ月以内の期間雇用の方、試用期間の方、などです。

 労働基準法第21条:https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=322AC0000000049#89

②業種

 手引きが更新され、業種が最初の選択式から

 日本標準産業分類の中分類(2桁)の記載に変わりました。

 日本標準産業分類コード:https://www.e-stat.go.jp/classifications/terms/10

③法人番号

 法人番号とは、法人マイナンバーのこと。下記から確認できます。

 https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/

 

続きはまた次回に。