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中小企業の経営力と業績向上を加速する アクセルコンサルティング株式会社 近畿経済産業局認定 経営革新等支援機関

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カテゴリ:ブログ

売上アップの法則①~顧客生涯価値(ライフタイムバリュー)とは~

2022.7.29

創業者・後継者のための経営講座
~ウィズコロナ、アフターコロナの経営戦略編⑥~

岡原です。

テーマを創業者と後継者としていますが、「これから新しいことを始める経営者にお役に立つ情報を提供する」というコンセプトで書いています。

前回は、同業他社との違いを生み出し、顧客の満足を高めるための「経験価値」、についてお伝えしてきました。

あなたの商品に「経験価値」を追加してみませんか?

今回は、売上アップの法則①として、顧客生涯価値(ライフタイムバリュー)についてお伝えしたいと思います。

売上高=客単価×客数×購入頻度 と言われます。

売上を高めていくためには、3つの要素のどれか、またはすべてにアプローチして、数値を改善して行けば、結果的に売上が上がることになります。

今回の顧客生涯価値は、「購入頻度」や「客数」に関連するお話しです。

顧客生涯価値(以下、LTV)とは、「顧客1人あるいは1社の顧客ライフサイクル全期間で、その顧客が企業にもたらした価値の総計のこと」とグロービス経営大学院でも定義されています。

要するに、1回買ってくれたお客さんが、それっきりで離れてしまわないように、またリピートしてくれて、ずっとあなたの会社のお客さんで居続けてくれるようになれば、LTVは高まっていくということです。

なぜ、LTVを高めないといけないのか?

多くの中小企業で、新規顧客の開拓に苦労しています。新規顧客の開拓は、既存顧客の維持の5倍のコストがかかると言われます。

実際に新規顧客を開拓しようと思うと、チラシを作ったり、広告したり、キャンペーンをしたり・・・様々な集客施策を行う必要があります。

A社は、新規顧客のフォローをおろそかにし、その場限りで、継続顧客にする事ができず、次々と新規顧客を開拓している会社があります。

B社は、新規顧客があれば、ファンになってもらえるように手厚くフォローし、新規顧客の多くが継続顧客になっています。

さて、同じ商品を販売しているA社、B社、どちらの会社の収益性が高いでしょうか。

まちがいなく、B社です。

では、LTVを高めていくには、何を行えばいいのでしょうか。

まずは①顧客情報を管理する仕組みが必要です。
その前に顧客情報を把握することが必要ですが、把握した情報を会社として管理する必要があります。

担当者の頭の中に入っているだけでは活用のしようがありません。

②顧客を維持するための仕組みが必要です。
ポイントは「コミュニケーション機会をどれだけ作れるか」です。
できる限り顧客と多くの接点が持てるように、かつそこの多くの工数やコストがかからないように考えるのも必要です

③平均購買額を向上させる取り組みが必要です。
お客さんに買っていただいた商品に関連する商品の提案(クロスセル)やさらに上位商品の提案(アップセル)をして、より多くの商品を買っていただき、当社のファンになってもらいます。

皆さんの会社でも、売上アップのために、LTVを高めるためにどんな方法があるか、考えてみましょう。

お問い合わせはこちらへ!

中小企業診断士 岡原 慶高

【現在募集停止中です。】経営コンサルタント候補(中小企業診断士資格者及び受験生含む)募集中(中途採用)

2022.7.1

経営コンサルタント候補(中小企業診断士資格者及び受験生含む)

として共に成長し、小さな会社の経営向上のために

一緒に働く仲間を募集しています!

※まずは、詳しいお仕事内容をご説明しますので、興味を持っていただけましたら、ご連絡ください!

おそらく・・・京都で唯一の中小企業診断士のチームで構成される会社です。

組織体制強化のため人員補充・増員を検討しており、今回、中小企業診断士の1次試験合格者を対象に、私たちと共に小さな会社の経営支援をしていただける仲間を募集します。

私たちの会社を改めてご紹介すると・・・

中小企業の経営力と業績向上を加速する

「小さな会社の業績アップを加速」 「働きたくなる元気な企業をつくる」

私たちは京都府内を中心とする中小企業の成長への取り組みを加速させ、その会社に関わる顧客・社員・経営者・地域社会の幸せに貢献します。

私たちのコンサルティングミッション

小さな会社に価値ある情報・考え方を提供、実践力を身につける手助けをすることで、
より高い価値を社会に提供し続けられる多くの「幸せ創造企業」を輩出します。
幸せ創造企業とは、その会社が事業を行っていることで、
そこで働く社員、経営者が幸せを感じ、
顧客や社会とともに分かち合うことができる会社のことです。

このような考え方に共感される方、自律しながらお互いの個性を尊重し組織で働くこと、チームで働くことに関心がある方、ご応募お待ちしております。

雇用形態  正社員(3ヶ月は試用期間あり)
対象  ・中小企業診断士資格保持者
 ・中小企業診断士1次試験合格者
・中小企業診断士の受験中、学習中
 ※成長意欲高く、前向きに物事を捉え、明るく周囲との関係作りができる方、勉強熱心な方を募集します。
職種  経営コンサルタント補佐及び経営コンサルタント
具体的な仕事内容  経営改善支援、小さな企業の経営支援(詳細は当社HPをご覧ください)

 最初は補佐的な業務からとなります。
経営改善支援、小さな企業の経営支援(詳細は当社HPもご覧ください)
売上高1億~10億程度の京都を中心とした小規模・中小企業を対象として、収益改善コンサルティング(事業再生・経営改善含む)、マーケティング・セールスコンサルティング、組織活性化コンサルティングを中心に経営コンサルティング事業を行っています。その他、商工会議所等の支援機関や金融機関等のセミナー講師、研修事業、経営者とともに伴走支援する経営顧問にも携わっていただきます。

詳しくは、こちらにも記載していますので、ご覧ください。
https://www.accel-recruit.com/job/preview/6

当社Webサイトも併せて、ご覧ください。
https://accelc.co.jp/

就業場所  京都市下京区のオフィス他、クライアント先訪問(主に京都府内)等あり
給与  当社規定による
賞与  業績による 前年実績(7月、12月)
勤務時間  9時00分~18時00分 労働時間:8時間00分 休憩時間:60分
休日  120日以上(土日祝日、年末年始(12月29日~1月4日)・夏休み4日、有給休暇・慶弔休暇)
必要な資格・経験  事業会社での就業経験等
選考フロー  応募書類(履歴書・職務経歴書)送付(応募書類の書式自由、メール添付)
応募連絡と注意事項  担当:大山  連絡先メール:accelc(at-mark)accelc.co.jp ※(at-mark)を「@」に置き換えてください

 ※ご質問・ご応募については件名に【応募について】と明示お願いします

 ※まずは、詳しいお仕事内容をご説明しますので、興味を持っていただけましたら、ご連絡ください!

中小企業診断士が小さな会社の支援をすることで、その会社に関わる方の幸せの創造につながり、世の中にお役に立てる実感を持てること、それが私たちの豊かな人生につながります。そのために、支援の現場で共に働く中小企業診断士を増やしていきたいという思いもあります。

私たちの仕事は、中小企業診断士の1次試験、そして2次試験の学習過程で学んだこと、これまでの社会人経験を活かすことのできる仕事です。当然、2次試験の論述試験にも直結で役に立つ仕事内容だと思います。

経営改善計画策定や販路開拓、営業支援、組織改革、事業承継など、会社の状況に応じてテーマは様々です。ひとつの課題ではなく複合的な課題をご支援することが多く、特定の業種に限定した仕事ではありません。そのために、日々「深い人間性・広い社会性・高い生産性」を目指して、情報収集と自己研鑽を重ね、人間力を高めていく必要があります。支援をすることを通して社会をより良く変えていくためのお手伝いができる素晴らしい仕事だという誇りを持って、日々の仕事をしています。

日々の仕事からの様々な経営者からの出会いに感謝しつつ、提供できる価値を高めていくこと、その中で新たに身につく専門性もたくさんあり、社内のメンバーが、お互いの成長を支援し合える関係性、成長意欲を持ち続けていくことが大切だと思います。

【資格取得支援】
今回応募される中小企業診断士を目指す方が、資格取得されることを応援することで、共に仲間として成長していきたいと考えていますので、現在いるメンバーの中小企業診断士が、診断士試験に対する助言・アドバイスを含めて合格を応援します。試験前には有給休暇を積極的に活用してください。

まずは、詳しいお仕事内容をご説明しますので、興味を持っていただけましたら、ご連絡ください!

https://www.accel-recruit.com/job/preview/6

非対面型法人営業「ゼロからセールス」④

2022.6.17

「非対面型法人営業ゼロからセールス」の連載4回目です。

 

前回は「営業活動の変化」という話をしました。

非対面型法人営業「ゼロからセールス」③

 

今回は営業担当者の役割の変化について解説していきたいと思います。

人口増加時代は良いモノを作れば売れた時代でした。

そのため、営業活動では以下のことが重視されました。

・1件でも多く訪問する、電話をかける

・商品の特徴や機能を説明する

・失注したら、次の案件に照準を合わせる

 

しかし、人口減少時代は頑張っても成果が出にくい時代です。

現代では以下のような変化が起きています。

・営業手段が多様化している(例:ネット通販、SNS・・・)

・商品の基本的機能や類似商品/競合他社情報は、既に顧客が知っている

・営業できる見込み顧客が減少している

 

このような背景があり、営業担当者に期待される役割が変化してきています。

ところで、営業担当者の役割とは何でしょうか?

・商品・サービスを売ること

・お客様に訪問すること

これらも営業担当者の役割の一つであることは変わりません。

 

しかし、これらは自社都合であって、顧客が求めているとは限りません。

営業担当者は顧客のお役に立つことが、何よりも求められるようになりました。

営業訪問ではなく、お役立ち訪問

そして、お役に立つためには、まず顧客のことを知る必要があります。

さらには顧客のお困りごとや問題・課題を解決する方法を教えるということが求められるようになりました。

 

商品・サービスが売れるのは、顧客のお役に立つことができた結果です。

どうすればモノが売れるのかを考える前に、どうすれば顧客のお役に立つことができるか?

この問いに答え続けることが、現代の営業担当者に求められる役割ではないかと思います。

 

中小企業診断士 石井 規雄

コロナ禍で注目されたモノ・サービス ~人気のパーソナル○○に行ってみた~

2022.6.11

3年ぶりに行動制限なしのゴールデンウィークから1か月以上が経ち、私たちの日常生活は一時に比べれば平常に戻りつつあります。しかし、コロナ禍で変わった人々の生活様式は元に戻るということはなく、これからはウィズコロナの生活が続きます。

コロナ禍で社会やビジネスに起きた変化について振り返ってみましょう。
キーワードとしてまず出てくるのが、「オンライン」「テイクアウト」「リモートワーク」です。この3つは、すでに私たちの生活にすっかり定着しましたね。
「巣ごもり需要」という言葉も生まれました。自宅でできる○○、自分で作る○○など。そこからガーデニングやDIYに挑戦する人が増えました。
「おうち時間」が増えたため、おうちで作る○○も流行り、みそや納豆を自分で作る人も。そこに健康や免疫力への関心の高まりが相まって「発酵」が注目を浴びました。プラモデル人気の復活は、昔、子供の頃にあこがれだったお値段少しお高めの商品が中高年に売れたからだそうです。特化型小型家電の売れ行きも好調でした。レトルト食品をお湯なしで温める専用の調理器、焼き芋が作れる専用調理器、ホットサンドメーカー、クレープメーカーなど。
「おうち時間」を楽しむためのサブスクサービスも増えました。定期的に違う絵画が家に届いて部屋の雰囲気を変えることができるレンタル絵画のサブスク、お手軽な月額料金で少量の香水が試せる定期便サービスなど。

コロナ禍が追い風となったのはキャンプなどのアウトドア関連で、釣り、ゴルフ、バイク、スポーツ自転車の人気も高まりました。これらは3密回避という点がコロナ禍での市場拡大につながったと考えられます。
また、「安全でパーソナルなスペース」「個の空間」「自分だけの空間」へのニーズが生まれ、そこからパーソナル○○というビジネス需要が増えました。パーソナルジムでのマンツーマントレーニング、パーソナルコーチング、様々なパーソナルレッスンなど。ジムのトレーナーを養成するスクールも人気だそうです。

ところで、パーソナル○○というサービス業が注目されているのは、単に3密回避という目的以上に、サービスという個別性への顧客の欲求の高まりもあると考えられます。つまり、「言ったことをしてくれる」「期待に応えてくれる」「信頼できる」といった満足度のレベルを超えて、「自分のために力を尽くしてくれる」「熱心に手助けしようとしてくれる」「必要なことを先回りして察知してくれる」などの高い欲求レベルを顧客が求めているということです。「基本的サービス」よりも高いレベルの「エクセレントサービス」については、今後またあらためてご紹介しようと思います。

パーソナル○○の中でも、自分に似合う色のタイプを診断してファッションやメイクのアドバイスをしてくれるパーソナルカラー診断や、身体の質感・ラインの特徴から自分の体型を最もきれいに見せてくれるファッションアイテムを導き出すパーソナル骨格診断が、特に“自分らしさ”を重視するZ世代に人気だそうです。
Z世代ではありませんが、私も先日、知人の紹介で初めてパーソナルスタイリングレッスンを受けてきました。美容・ファッションのプロが私のパーソナルカラーに合わせて私に似合う洋服のスタイリングや着こなしのポイントを教えてくれるというものです。紹介してくれた知人が大絶賛していたとおり、とても満足度の高いレッスンでした。予約したその時間、私だけの空間で、私のために全力で向き合ってくれる姿勢はまさに「エクセレントサービス」。高次元のサービスを体感することができました。  これで美容やファッションに対する私の意識が目覚めて、遅ればせながら美に磨きがかかるかどうか???私自身も楽しみです。

中小企業診断士 大山 マリ子

あなたの商品に「経験価値」を追加してみませんか?

2022.6.1

創業者・後継者のための経営講座
~ウィズコロナ、アフターコロナの経営戦略編⑤~

岡原です。

テーマを創業者と後継者としていますが、「これから新しいことを始める経営者にお役に立つ情報を提供する」というコンセプトで書いています。

前回は、同業他社との違いを出し、競争力を持って事業を行うかを検討する際の視点として、「モノ」提供業から「価値」提供業へ、についてお伝えしてきました。

創業者・後継者のための経営講座~ウィズコロナ、アフターコロナの経営戦略編④~

今回は、同業他社との違いを生み出し、顧客の満足を高めるための「経験価値」についてお伝えしたいと思います。

最近は、あらゆる分野でオンライン化が進んでいるので、少しやりにくくなっている部分はあるのですが、工夫次第で、オンラインでも経験価値を提供している会社は多くあります。

B・J・パインⅡ/J・H・ギルモア:著 「THE EXPERIENCE ECONOMY」日本語訳:「経験経済」脱コモディティ化のマーケティング戦略 という書籍で、経験価値という考え方が広まるきっかけになりました。

経験価値とは、「消費者は単に商品やサービスを消費するのではなく、得られる体験そのものに価値を見いだす」という考え方です。

もともと、多くの商品がコモディティ化する中で、どのようにして差別化していくかということが根本にあると思うのですが、要するにコーヒーを提供するとしても、様々な提供に仕方があるということです。

次の中で、より経験価値が高いものはどれでしょうか?

①缶コーヒーにして提供する(コモディディ)

②コーヒー豆にして袋詰めにして提供する

③コーヒー豆を自分の好みに目の前でブレンドして提供してくれる

④コーヒー豆を挽いて、目の前で時間をかけてドリップし、その時間も楽しみながら、美味しいコーヒーを飲む

⑤自宅でも、職場でもない、第三の場所でゆったりとくつろぎながらコーヒーを飲む

いかがでしょうか?

①よりも②、②よりも③、④⑤に行くほど、コーヒーを買うという購買行動のみだけでなく、コーヒーを飲む時の体験が価値になっていることが分かると思います。

先日、アップルウォッチをネットで見ていたのですが、サイズ・色・ベルトの種類など、自分に合ったものをカスタマイズして注文することができます。

どれにしようかな・・・と選ぶ経験そのものに楽しみがありますよね。

まさに、経験価値を提供しています。

皆さんの会社でも、経験価値を提供しようと思ったら、どんな提供の仕方があるか、考えてみるのも、違いを生み出すことにつながるかもしれません。

アフターコロナやウィズコロナにおいて、競合との違い・差別化を検討されている方は、是非一度上記の視点で考えてみましょう!

お問い合わせはこちらへ!

中小企業診断士 岡原 慶高