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カテゴリ:ブログ

withコロナafterコロナ(ニューノーマル)で新規顧客を開拓する方法 その6

2020.11.10

メールマーケティングのつまずきポイントを解説!!

岡原です。

withコロナ・Afterコロナ時代にあった新しいBtoB新規開拓手法として、5回にわたってブログで当社で提供しているメールを使って行う「アクセル式新規開拓営業法」の紹介をしています。

「アクセル式新規開拓営業法」のポイントは、誰彼なしに営業活動をするのではなく、メールマーケティングを行うことによって、ニーズが高まっている可能性が高い見込み客にだけ、営業活動し、見込み客からも喜ばれながら、新規開拓を行っていくものです。

今回は、メールマーケティングを実行する際に、よく躓いてしまうポイントについて解説していきます。

 

(その1)メールの配信回数

メールの配信回数に原則はありませんが、BtoBビジネスの場合は、月2回を推奨しています。それよりも多すぎると配信停止や迷惑メール指定される可能性が高くなり、それよりも少ないと見込み客にあなたの会社名が目に触れる機会が少なすぎ、ニーズを捉えにくくなります。

ただし、キャンペーンを打つときは、週1回の頻度で3回のメールを送ることもあります。

 

(その2)送信リスト

よくご質問の中に、「昔の名刺にメールをいきなり送っても大丈夫でしょうか?」という質問があります。

いきなり売り込みメールを送るのは、先ほどからお伝えしている通り、すぐに迷惑メールとか配信停止されますが、誠意をもった件名、内容で送る分には昔の名刺にも送って大丈夫です。そもそも、知っている人だけに送るなら、そのリストの数は少なくなり過ぎます。メールマーケティングは、メールを一斉配信するわけですから、より多くのリストに送る方がその特徴を活かしやすいです。

 

(その3)メール内容

ご質問の中に、「メールの内容について、当社で作成した提案書をどんどん送っていいのでしょうか?」という質問もよくあります。

従来型のセールスでは、とにかく多くの見込み客に多くの提案をして、どんどん断られて、でも受注もできるという「数うちゃあたるスタイル」で営業成績を伸ばしている担当者もいたかもしれません。

しかし、時代は、「ニューノーマル」です。

「アクセル式新規開拓営業法」の基本的考え方は、「ニーズがあるであろう会社にだけ営業する」ということです。

つまり、むやみやたらにバットを振りまくるのではなく、ボールを見極めて、打てそうなボールにだけ手を出すという感じです。

そうすることで、「営業が売込みではなく」、見込み客の問題解決になり、成約率はもちろん、営業担当者のモチベーションも高まります。

ですので、メールでどんどん提案するのではなく、興味関心を高めるメールを送って、

「その商品のことをもう少し詳しく聞きたい」

「具体的なことを教えて欲しい」

「使用方法について相談したい」

などのアクションを見込み客からしてもらえるような内容にすることが大切です。

 

(その4)メール作成は内製化?外注?

メール作成の外注も場合によっては社内作業の効率化の観点からはいいのですが、少し注意が必要です。

その理由は3つあります

理由①:商品・サービスの本当の良さが伝わりにくい

理由②:メール内容の変更など、スピード感がなくなる

理由③:他人任せになり、自社で進めているという感覚が少なくなってしまう

 

普段みなさんから質問される内容ににお答えするという形で、躓きポイントの解説を行ってきました。

ただ、結局は、行動しなければ結果は出ません。正しい方法を正しい順番で行い、それを継続していくことが成果への最短の道です。

ですので、ここまで「アクセル式新規開拓営業法」の話を聞いて是非やってみたいという人は必ず行動しください。

 

※IT導入補助金の活用で1/4の費用負担で導入可能(12月18日(金)まで)となっています。もう少し詳しくお知りになりたい方は、お問い合わせください。

075-371-3550

https://accelc.co.jp/contact/

 

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コロナ禍の雇用対策②雇用シェア

2020.11.9

各地の自治体で新型コロナウイルスの影響で離職した人の再就職支援を行う中、出向も選択肢としてあります。

民間では、大企業同士の出向による異業種への人材配置も始まっています。ANAホールディングスがスーパーマーケットの成城石井に店舗スタッフを受け入れるといったことも報道されていましたね。コロナ禍でも人手不足の介護や農業などへの業種への出向先もあるようです。

「余裕ある大企業だからだよ!中小企業は出向は現実的でないし」と思われる方は多いかも知れません。公益財団法人産業雇用安定センターが実施するこんな、仕組みができています。雇用シェア(在籍型出向制度)https://www.mhlw.go.jp/content/11603000/000639425.pdf

(公益財団法人産業雇用安定センターページ)

http://www.sangyokoyo.or.jp/important/p1ii5q0000002kwp.html

在籍型出向をさせる側の事業主は雇用調整助成金の対象となります。出向期間は「1ヶ月以上1年以内」です。

もちろん、このような制度はこのコロナ禍から出てきたものですが、「雇用シェア」という関係性があるコミュニティがあればそれがセーフティネットにもなるんじゃないか、助け合い、お互い様意識の醸成、受容力が上がるんじゃないかと思います。また従業員の経験や知識の広がり、可能性の探索、新たなモチベーション、また所属会社へのエンゲージメントにもつながり、大きな可能性が生まれていくのではないかと思います。ここが副業や兼業のきっかけにもなるかも知れません。

マッチングの手間はかかりますが、今いる人材の雇用維持を出向でという発想が気になる方は是非この機会に選択肢に入れていただけたらなと思います。

===追記===こちら京都府の事業でもちょうど先週発表されたところでした。

https://www.pref.kyoto.jp/koyou/news/worksharing.html 

求人にも活用できますし、是非こちらもご覧ください。

 

コロナ禍の雇用対策①離職者の雇い入れ

2020.11.7

阪本です。

コロナ離職の再就職支援が各自治体で様々出てきています。異業種からの転職も増えてきています。身近なところで、飲食店等のサービス業で働かれていたパートの方が全く違う業種に再就職ということを、よく聞くようになりました。これってマイナスなことのようですが、活き活きと新しい職場のことを話されている様子を目にすると、仕事のやりがいは、その人の個性が発揮されていることと直結していることを実感します。個性の発揮は本人の気持ちの持ちよう以外に、環境の面も大きいです。その環境を作る大きな役割が職場にあります。専門性やスキルは必要ですが、ちがう分野であっても発揮できるスキルの横展開もあり、それがその人自身の成長を促すことになります。

さて、ちょっと話題変わりますが、締切り間近なのでご紹介します。

京都府では、新型コロナウイルス感染症離職者採用支援事業費補助金が10月に発表されています。(新型コロナウイルス感染症の影響により離職した方の再就職や収入減少者の副業・兼業,内定取消者の就職及び就職が困難な方の就職を支援するため,こうした方を正規雇用労働者や非正規雇用労働者として雇い入れる京都府内の中小企業等に対して,その経費の一部を補助する制度)

申請期間は、今週いっぱい、11月13日(金)まで、対象労働者は、京都府民、令和2年6月1日~令和3年3月15日までが事業実施期間ですが、12月15日までに雇用開始していることが条件です。正規雇用1人につき30万円、非正規雇用1人ににつき10万円の補助限度額となっています。(賃金、求人募集の広告、掲載料の経費)詳細は↑リンク先をご覧の上お問い合わせください。この間、新たに雇い入れた従業員がおられる方、または12月15日までに雇い入れの予定のある事業者様、簡単な申請書ですので是非ご活用ください。

https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000275812.html

 

withコロナafterコロナで新規顧客を開拓する方法 その5

2020.10.14

BtoBの新規開拓で大切なことは見込み客との接点を持ち続ける!!

岡原です。

withコロナ・Afterコロナ時代にあった新しいBtoB新規開拓手法として、ブログで当社で提供しているメールを使って行う「アクセル式新規開拓営業法」の紹介をしています。

「アクセル式新規開拓営業法」のポイントは、誰彼なしに営業活動をするのではなく、ニーズが高まっている可能性が高い見込み客にだけ、営業活動し、見込み客からも喜ばれながら、新規開拓を行っていくものです。

前回は「今すぐ客」を見つける事を目的に、ニーズの高まりを捉えるメールキャンペーンを行う際のポイントについて、お伝えしてきました。

今回は、「これから客」を育成する継続的な関係作りについてお伝えしていきます。

BtoBのマーケティングでは、獲得したリストのうちすぐにアプローチをかけて反応を示すのが・・・全体の25%程度、残りの75%の内80%は“2年以内に購買行動に移る”と言われます。

それは、BtoB取引の特徴として、「必要な時にしか発注しない」「ニーズが発生した時にしか買わない」というものがあるからです。

実は、あなたの会社が多大な費用をかけて展示会に出展して集めた名刺の中に、その時はニーズはなかったけど、今まさにニーズが発生している見込み客がいるかもしれないということです。
あるいは、この先ニーズが発生した時に、あなたの会社が1番に思い出される会社になっていなければ、他社にとられてしまうことになります。
そのようなことを防ぐためにも、今回のメールマーケティングのポイントはぜひ押さえておいていただきたいことです。

その関係作りに必要なメールのポイントはいくつかあるのですが、今日は2つの重要ポイントをお話しします。

①メールは件名が命
メールは開封されないと意味がありません。そのためには「件名(タイトル)」が最重要になります。懸命に興味を示さなければ開封してはくれません。煽りすぎず、見込み客が興味関心を示して、開封してもらえるメールの件名(タイトル)はどのようなものかを仮説検証しながら、開封率を向上させます。

②「売り込み」ではなく「お役立ち」=「信頼」
売り込まれるが好きな人はいません。それはメールでも同じことですよね。
①にも関連しますが、売込みばかりのメールは見たくありません。
失礼なメールは即delete、迷惑メール指定されます。
継続的なメールマガジンでは、見込み客との信頼関係作りが最も大切です。そのためには、お役立ちを意識したメール作りが必要です。

他にもいくつかポイントはありますが、まずは上の2つのポイントをしっかり押さえて、継続的なメールを見込み客に送り、信頼関係を築いていきましょう。

人は、接触回数が多いほど親しみを感じる傾向にあるという、ザイアンスの法則というものがあります。
継続的なメールによって、皆さんの会社を意識してもらう回数を増やすことで、いざニーズが発生した時に、あなたの会社に問い合わせが来る可能性が高くなります。

以上の2つのポイントを守りながら、継続的なメールマガジンによって、見込み客との信頼関係を構築し、見込み客から忘れられない存在になりましょう!

次回は、「これから客」を育成する継続的な関係作りについてお伝えしていきます。

※IT導入補助金の活用で1/4の費用負担で導入可能(11/2申請分まで)となっています。もう少し詳しくお知りになりたい方は、お問い合わせください。

075-371-3550

https://accelc.co.jp/contact/

 

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「個」の時代、個人orチーム、どっちが面白い?効率的?

2020.10.14

阪本です。天高く、妻肥ゆる秋なんて、どこかで聞いたことがある嫌味を夫から言われる恒例の秋がやってまいりました。

そして秋と言えば・・・なんですが、コロナ禍でガラッと変わってしまった生活スタイル。移ろいやすいのは、おんな心や秋の空だけではないっていう。

どうでもいい前置きですいません。そう、価値観の変化というより、より明確になってきた、言語化され、より言いやすくなってしまった、気づいてしまった感がある意味が、各々の個人としてあるのではないでしょうか。いい意味で「個」が立ってきたというか、「個」の見直し、自分の大切にしたいこと、振り返ること、内省のきっかけになっていると思います。

引き続き、オンラインでの企画は続いています。ただし、感染症対策を徹底したうえでの、対面・オフラインの場もある意味盛り上がってきました。人は関係性が必要な生き物なんだなーと改めて気づかされますよね。自分のことは、人との関係性で認識する、自分らしさは人との関係性から気づかされるものではないでしょうか?

組織やチームで働くこと、そして一緒に考えていく過程がないと楽しくないし成果はあがらないと思っています。それが、会社が組織である意味だと。自分だけでは気づけないアイデアに気づかされることってうれしいですよね。でも、そこでもやっぱり「個」の力をもっとつけていかないとと焦ることもあります。個人でしっかり考える、組織でしっかり話し合うという繰り返しが必要だと思っています。組織のご支援やセミナーを実施する機会も復活してきました。そんな場では、参加者同士が話せる場づくりを大切にしています。特に、企業内の研修であれば、絶対に必要なことだと思っています。お勉強や知識のインプットだけでは、せっかくの集まる意味もありません。でも、個々がしっかり考える時間も必要です。そしてチームだからこそ生み出されることはとっても素敵なことだと思っています。

ちょっと前に、知った事例で、次のようなことがありました。時間配分やチームでのプロジェクト、話し合いの方法に活用できると思いますので、こちらで紹介します。

チームで進める仕事の実験をやったそうです。目標は、60分で与えられたブロックを使ってできるだけ創造的なすごい作品を作ること。

メンバーをA、B、C、Dの8人ずつのチームに分け、

Aチームは、60分間、全員でブレスト(アイデア出しの話し合い)を重ねながら作品を作っていく。

Bチームは20分間だけ個人で考えて、残りの40分間をみんなで話し合って作り上げていく。

Cチームは、40分間、個人で静かに考える時間をとり、最後の20分間でみんなの意見を出し合い急いで作り上げる。

Dチームは、最初の20分間個人で考え、そのあとで、短時間で今考えたものをメンバー内でそれぞれ発表して共有、そして再度20分間、これまでに出ていなかった組み合わせ方を考える時間を取る、そして最後の20分間で急いで作り上げる。

 

 

さて、どこが一番いいものをつくれるのか?

 

なんとなくわかりますよね

一番ワイワイやっていたのはAチームでたくさんのアイデアが出ていたようです。

Dは途中で共有する時間はありますが、CとDは静かな時間が長いです。

ただし、成果物の作品をみんなで見て投票し合ったところ、ダントツの一番はDチームの作品。一番創造的という評価になったそうです。何度か繰り返した実験でも、ダントツで最下位だったのは、Aとのことでした。これって、よく話し合いでやる「ブレスト」の会議がうまくいかないといってしまう理由と同じですよね。

チームだからこそ出来る1+1が2でない成果。個人で考える時間をしっかりとることが、話し合いの質を高め、チームの成果につながる、そして、ずっと個人の状態ではなく、途中の段階でいったん話す時間をつくって、発散そしてさらに個人で考える時間を取る。話し合いの設計でも、仕事の進め方でも、「個」の時間をしっかりとること「チーム・組織」の時間の質を高めて、よりいいものを生み出せることにつながる考え方だと。「個」が重視しながらも、チームにこだわりたいですね。

中小企業診断士 阪本純子

人財育成