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カテゴリ:コミュニケーション

2025年を最高の年にするための目標設定法

2025.4.29

2025年を最高の年にするための目標設定法

アクセルコンサルティングの岡原です。

今回のブログは、2025年1月のオンラインアクセル勉強会の要約をお伝えします。
ご覧いただいて興味を持っていただいたら、是非youtubeで動画もご覧いただけると嬉しいです。

新しい年の始まりに、目標を立てることは人生を大きく変える第一歩です。しかし、目標を設定しただけでは達成できないことも多いのではないでしょうか。

「あー、今年もあっという間に過ぎたけど、あまり変わり映えしなかったな・・・」
「せっかく年始に目標をたてたけど、毎日忙しくて、進まなかったな・・・」
「え、年始の目標って何だったかな?・・・」

とか、ブログをご覧いただく、意識の高い経営者の方はそんなことないかもしれませんが、一般的にはよく聞かれることです。

今回は、2025年を自分市場最高の年にするために、効果的な目標設定の方法を学びましょう。

目標設定の重要性

1. 目標設定の方法と考え方

目標設定において、最も重要なのは「具体性」と「現実的な達成可能性」です。目標をただ「健康になりたい」といった抽象的なものにしてしまうと、どこに向かって進んでいるのかがわからなくなり、達成が困難になります。具体的な目標を設定し、その進捗を常に振り返ることが、目標達成の鍵です。

たとえば、目標が「体脂肪率を15%にする」となれば、具体的にどのような運動や食事管理が必要かを明確にすることができます。小さなステップを設定し、実行することで、達成感を得ながら前進することができます。

2. 目標設定で陥りやすい罠

目標を立てたものの、うまくいかない理由としてよくあるのは、目標があまりにも大きすぎることです。例えば、「フルマラソンを完走する」といった目標があると、最初の段階で何を始めればよいかが不明確で、途中で挫折してしまうことが多いです。最初は小さな目標から始めて、少しずつステップアップすることが大切です。

3. 目標を達成するための心理学的なアプローチ

目標達成において重要なのは「抵抗感」を歓迎することです。目標達成の過程で、必ず「でもな・・」といった心の抵抗が現れます。この「抵抗感」は、自分が成長している証拠です。この抵抗感をどう受け入れ、乗り越えていくかがポイントです。

また、目標は小さなステップで進めることが効果的です。急に大きな目標に取り組むのではなく、毎日少しずつ進めることで、確実に達成感を得ることができます。


目標設定の実践方法

目標設定を実践するために、以下の質問を自分に投げかけてみましょう。

  1. 2025年を振り返った時、最も素晴らしい年だったと思えるために行うたった1つのことは何か?

  2. もしもう1つできるとしたら、それは何か?

このような目標を毎年達成していく人生はどのような人生になるでしょうか?

5年後、10年後、振り返った時に、どのように感じるでしょうか?

バランスの取れた目標設定

目標設定は、仕事やプライベート、健康、家族との関係など、生活全体にバランスを取ることが重要です。特定の分野に偏りすぎると、他の部分が犠牲になり、人生全体の充実感が薄れてしまうことがあります。例えば、仕事ばかりに集中して家族との時間が取れないということがないように、さまざまな視点から目標を設定しましょう。


結論

目標設定は人生をより充実させるための強力なツールですが、ただ目標を立てるだけでは十分ではありません。目標達成のためには、具体的で実現可能な目標を設定し、進捗を振り返りながら、抵抗感を乗り越え、ステップアップしていくことが重要です。

2025年を「最高の一年だった」と振り返るために、今年こそは目標設定を実行し、自分を飛躍させるための一歩を踏み出しましょう。

共に2025年を素晴らしい一年にしていきましょう!

中小企業診断士 岡原慶高

復活!リアルコミュニケーション ~メラビアンの法則に学ぶ~

2023.8.8

とにかく暑いこの夏。普通に仕事をして家に帰るだけの一日の活動でも体力を奪われるような気がします。体にはこたえますが、それでも、4年ぶりの祇園祭完全開催、4年ぶりの天神祭船渡御、4年ぶりの花火大会、4年ぶりの甲子園全校入場行進などなど、世の中「4年ぶりの○○」が多く、否が応でも気分は盛り上がりますね。
お盆休みに帰省で地元に帰ってくる旧友と久しぶりの再会というのもこの夏は多いかもしれません。私も、今年はそんな企画がいくつかあるので、忙しくなりそうですが楽しみです。その参加率の高いこと!みんなコロナ自粛の反動でしょうか。予定されているどの集まりも、声掛けしたメンバーの約9割が参加です。普段、SNSなどオンラインでつながってはいても、やっぱり会いたい!という感じでしょうか。

つい先日、その第一弾があり、行ってきました。久しぶりの再会に思わず握手やハグ!そして、だれもが言ったのが「やっぱりリアルがええよなぁ~」
コロナ禍でのリモートワークの経験談が話題にのぼりました。オンラインでのビジネス交渉、特に相手が外国人の場合は難易度が高く、直接会えばどうにかコミュニケーションできるものの、オンラインではまるで無理だったとか、オンライン飲み会をやってはみたものの、盛り上がらず失敗だったとか。リモート飲み会もやり方によっては楽しくできるそうですが、少なくとも私の周囲では成功例が少なく、こうして「やっぱりリアルよなー」とか言っているのは昭和世代だから?と思わなくもないですが、とにかくやっぱりリアルがいいと、それは私も同感です。

どうしてリアルがいいのでしょう?
それは、ノンバーバル(=非言語)コミュニケーションが影響しているためだと考えられます。ノンバーバルコミュニケーションとは、表情や顔色、ジェスチャー、姿勢、目線など非言語的な手段で情報を伝えるコミュニケーションの一形態です。人間は日常のコミュニケーションにおいて、言葉だけでなくノンバーバルな要素も積極的に利用していて、その影響は大きいとされています。

心理学者のアルバート・メラビアンによって提唱された「メラビアンの法則」は、コミュニケーションにおいて言語情報(会話そのものの内容)が7%、聴覚情報(声の大きさや話すスピードなど)が38%、視覚情報(表情や視線など見た目や仕草)が55%の割合で相手に影響を与えるというもので「7-38-55のルール」や「3Vの法則」とも呼ばれています。

メラビアンの実験結果では、話している内容と声のトーンや表情が一致しない場合、人は表情を優先して受け取る傾向にあります。たとえば
・笑いながら叱る ⇒ あまり本気で怒っていないという印象を受ける
・不機嫌そうに御礼を言う ⇒ 心からの感謝ではなく不満があると受け取られる

このことから、コミュニケーションを取る際、話し手の意図を正確に伝えるには、言語情報・聴覚情報・視覚情報という3つの情報を一致させる必要があるということがわかります。

たとえば、接客や取引先との交渉や会議でのプレゼンでは、どんなに魅力的な内容でも、最初から最後まで淡々とした調子で話すと聞き手はつまらなく感じたり、熱意が伝わらなかったりするかもしれません。話の内容に応じて声に抑揚をつけたりジェスチャーを取り入れたりして変化をつけると、相手の興味をひきつけ、自信や魅力を効果的にアピールすることができます。
上司や同僚と会話をするときも、相手の表情やジェスチャーなどの非言語的なサインをより注意深く観察することで相手の感情や意図を読み取り、適切な反応を示すことで、より円滑なコミュニケーションが実現します。リーダーであればチームに対して自信と信頼を持って接し、リーダーシップを発揮するためのノンバーバルコミュニケーションを意識的に行うことが大切です。TPOを意識した身だしなみを心がけたり、明るい口調や笑顔で人に接したりすることもメラビアンの法則を取り入れたコミュニケーションスキルです。

オンラインではカメラ越しの表情やジェスチャーが制限され、声のニュアンスも伝わりにくくなり、その結果、参加者同士のリアクションが鈍くなって会話がもたついてしまうことがあります。メラビアンの法則を活かしきれない環境だといえます。
ようやく徐々にリアルが戻ってきた日常。ビジネスの場でも友人や家族とのコミュニケーションの場でもノンバーバルを意識してみませんか?相手に好印象を抱かれて、予想以上のメリットが期待できるかもしれません。

中小企業診断士 大山 マリ子


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