
生成AIを業務に取り入れたい一方で、「無料版は制限が厳しい」「有料版はコストや運用面のハードルが高い」と感じる企業も少なくありません。そこで本記事では、手頃な価格で業務に使えるChatGPT Goを紹介します。併せて、ChatGPTの最新情報としてChatGPT Atlasについても紹介します。その他の生成AIについては以下の記事などをご覧ください。
○ChatGPT Go
ChatGPT Goは、無料版より「もう少しだけたくさん使いたい」人向けの、低価格サブスクリプションサービスです。2025年8月にインドで導入され、その後、日本を含むChatGPT提供地域へ展開されています。料金は月額8米ドル(日本円で約1,300円)です。
現在、ChatGPTには無料版・有料版・Proの3種類のプランがあります。料金はそれぞれ月額0円、20米ドル(約3,000円)、200米ドル(約3万円)です。生成AIの導入を検討している企業にとっては、無料版と有料版の間にちょうどよい選択肢が少ないことが課題になりがちです。
無料版はプロンプト入力の回数制限が厳しく、業務適用の継続運用には不向きです。一方、有料版は一定の効果が見込めるものの、生成AIに精通している人がおらずタイムパフォーマンスの面で、特に導入初期の企業にとってはハードルが高く感じられたことと思います。こうしたギャップを埋める選択肢として位置づけられるのがChatGPT Goです。
ChatGPT Goは、無料プランの最大10倍の利用枠があるため、実務での試行や業務での導入にも使いやすくなります。「まずは社内で業務利用を回してみたいが、いきなり有料版は難しい」と感じている企業にとって、導入のハードルを下げるプランになります。
なお、ChatGPT Goでは広告が入るため、かえって生産性が低下する恐れがあります。しかし、まずはChatGPT Goで試してみて、生成AIが当社の中でなじんできた段階で、上位プラン(有料版、Teamプランなど)に移行するのがおすすめです。
○ChatGPT Atlas
ChatGPT Atlasは、ChatGPTが組み込まれたAIブラウザーで、閲覧中のページについて簡単に要約・比較・分析などを行えます。どのウィンドウでもChatGPT Atlasを呼び出して記事を要約したり、複数商品の比較表を作ったり、今見ている(または直前に閉じた)サイトの内容を材料にデータ整理ができます。特徴的なのはエージェント機能で、ChatGPT Atlasと対話しながら検索や商品選択のような作業をChatGPT Atlasが自らカーソルで文章を選択して実行します。以下の動画は、OpenAI社によるChatGPT Atlasのデモ動画です。
検索も強化されており、テキストだけでなく画像・動画・ニュース記事まで横断的に探せます。現在はmacOSのみで提供されており、Windowsなどの他のOSでは試すことができません。ChatGPT Atlasを試せる方は、自動でPC上の作業を完了してくれるという近未来のアプリを試してみてください。(なお、筆者はWindowsのため、まだ試せていません。)
経営コンサルタント
平田 紘基



