生成AIが登場してからも生成AIはものすごい勢いで進化を続けています。文章、画像、音声、プログラミング、資料作成に至るまで、あらゆる分野で生成AIが活用されるようになっています。本記事では、下の「生成AIの全体図」をもとに、現在使われている主な生成AIの利用方法と、それぞれの代表的なアプリケーションについて紹介します。
本記事では、生成AIの利用方法を以下の6つに分類して紹介します。
- LLM(大規模言語モデル)
- 画像・動画生成
- 音声生成
- プログラミング補助
- 資料作成効率化
- 情報整理・検索アシスタント
- LLM(大規模言語モデル) 代表アプリ:ChatGPT、Anthropic Claude
LLMは自然な対話だけでなく、文章生成、要約、翻訳など多岐にわたる用途に対応可能です。たとえば、ブログ執筆やメール作成、資料の要約など、日常業務の多くを自動化・効率化できます。また、画像やプログラミング作成など言語タスク以外の業務でも用いることができます。
- 画像・動画生成 代表アプリ:Canva
画像や動画の生成は、広告、SNSコンテンツ、資料作成などに大きなインパクトをもたらします。特にCanvaはテンプレートベースのデザインをAIが提案してくれるなど、デザイナーでない人でもプロ並みのコンテンツを作成できます。
- 音声生成 代表アプリ:SUNO
音声生成は、ナレーションやBGM生成などに活用されており、オリジナルの音楽やボイスコンテンツをAIが自動生成します。
- プログラミング作成 代表アプリ:Bolt
コードの自動生成できるツールは、自然言語で仕様を書くと自動でコードを作成してくれるため、エンジニアでない人でも比較的簡単にアプリを作成することができます。プログラミング作成については以前、ブログで紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。
- 資料作成効率化 代表アプリ:Gamma、Napkin
Napkinはアイデアを視覚的に整理するのに役立ち、Gammaはスライド資料の生成に特化しています。これらを活用すれば、企画書やプレゼン資料の作成時間が大幅に短縮されます。
- 情報整理・検索アシスタント 代表アプリ:Perplexity AI、NotebookLM
Perplexity AIはWebリサーチの効率化に役立ち、NotebookLMは社内の文書管理や情報整理に特化したツールになります。NotebookLMについては以前、ブログで紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。
今後の展望と使いこなしのポイント
これらの生成AIツールは、単独で使うだけでなく、複数を組み合わせて使うことでさらに威力を発揮します。例えば、パワーポイントで資料を作る際、ChatGPTで構成を考え、Gammaでスライドを作り、Canvaでデザインを整える…といった順序で資料を作成していきます。また、生成AIは「誰でも使える」ことが強みです。専門知識がなくても、直感的な操作でアウトプットが得られるため、ビジネス、教育、クリエイティブの現場で急速に浸透しています。
本記事では、生成AIの全体像を示す図をもとに、分野ごとの代表的なアプリとその特徴をご紹介しました。生成AIの進化の波に乗り遅れないためには、まずは自分の目的や業務に合った分野のツールから触れてみましょう。
経営コンサルタント
平田 紘基