10月, 2024 | ブログ・コラム

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2024年10月の投稿

事務作業効率化で生産性向上!人手不足を乗り越える3つの取り組み

2024.10.29

中小企業は今、生産性向上が必須となっています。その背景には、原材料費や人件費の高騰・人口減少に伴う人手不足などがあります。今後は限られた経営資源の中で利益を確保しつつ、将来的にどのように商品・サービスの価格転嫁を行っていくか、つまり生産性を向上させることが必須になっています。今回のブログではどの業種でも必ず行わないといけない事務作業の効率化・生産性向上について紹介します。

事務作業とは、一般的にオフィスや組織内で行われる日々の管理活動のことで、書類の作成、記録の保管、データ入力、通信の処理、ファイル整理などが含まれます。事務作業の主な目的は、組織の効率的な運営を支え、スムーズな情報の流れを確保することにあります。この事務作業には、以下の3つの問題点があります。

 

  1. 属人化しやすい
  2. 身体的負担(長時間残業、休日出勤)
  3. 心理的負担

 

1つ目の属人化とは、特定の個人に作業を依存する状態のことです。作業内容にあいまいな判断を必要とする作業が含まれているため属人化が起こります。ある作業に対して、特定の担当者の担当期間が長期化したり、高い専門性が必要になると属人化しやすくなります。

2つ目は、事務作業が社内の管理活動という重要な業務であり、必ずしなければならない作業であるために残業せざるを得ないという身体的負担を負う場合があります。属人化を理由に休日出勤したり、体調不良でも出勤しないといけないという負担も該当します。

3つ目は、重要な業務であるからこそミスできないというプレッシャーの中で作業を行う必要があります。心理的負担を軽減するために二重・三重のチェックを行いますが、その作業時間が増えると、身体的負担が増加します。

これら問題点を解決し、生産性を向上させるための施策として、以下の3つがあります。

 

  1. 業務フローの見える化
  2. アプリ・ソフトの利用
  3. RPAやマクロ機能の利用

 

1つ目の施策は、業務フローの見える化です。これは作業を矢印で記述し、作業の流れを示すとともに、作業で使っている書類が紙なのか、データなのかを記載します。記載例が以下の図のようになります。

この中で無駄な作業の流れがあればそれを削除して効率化します。また、事務作業処理後はデータで管理する場合が多いため、紙の書類はできるだけデータで扱えるようにデータ入力の時間を削減します。

2つ目のアプリ・ソフトは、エクセル処理よりもそれぞれの作業に特化した機能が搭載されており、誰でも分かる作業画面となっているので作業効率を大幅に高められます。

3つ目は、自動化コードを作成したり、ノーコードでPC上のロボットを作成して作業を自動化する方法です。RPAについては以前に当ブログで紹介していますのでそちらをご覧ください。

業務の生産性を大幅に向上させるツール:RPA(※実演動画あり)

RPAで業務効率化!RPAを使った請求書処理とアンケート集計の自動化(※実演動画あり)

2,3つ目の方法はデジタル化による業務効率化の方法です。1つ目の方法は主に作業を減らしたり、改善したりしますが、基本的には、作業は作業者が実施しなければなりません。一方、デジタル化による業務効率化はうまく使いこなせば、作業を自動化でき、作業者を配置する必要がなくなる場合もあります。つまり、最適な人員配置が可能となり、人手不足の中でも売上向上につなげることができます。生産性向上や業務効率化をお考えの会社はぜひ、業務フローの見直しや作業のデジタル化をしてみてください。

経営コンサルタント

平田 紘基

ChatGPTに新登場の機能!ChatGPT Canvasとは?

2024.10.16

皆さんこんにちは!アクセルコンサルティング株式会社の岡原です。

今回は新たに追加されたChatGPTの機能、「ChatGPT Canvas」についてご紹介します。この機能は、特にブログを書いたりプログラミングやVBAのコードを作成したりする際に役立つ、非常に便利なツールです。

最近は生成AIのアップデートが次々にリリースされていて、 ついていくのが大変と感じている方も多いかもしれません。この記事では、この新しいCanvas機能が何を提供してくれるのか、どのように活用できるのかをご説明します。

ChatGPT Canvasとは?

ChatGPT Canvasは、文章やコードをもっと直感的に作成・編集できる新しい機能が追加され、インターフェースも変わりました。左側の画面でChatGPTとやり取りを行いながら、右側で生成された文章やコードの一部をリアルタイムで編集・解説することができます。この仕組みによって、生成されたコンテンツを即座に追加、編集することが可能です。

例えば、「この部分をもう少しシンプルに説明してほしい」や「もっと専門的な表現にしてほしい」といったリクエストも、Canvasを使うことで簡単に実行できます。これまでのように全体を再生成する必要がなく、必要な部分だけマウスでドラッグして選択し、効率よく編集できるのが魅力です。また、生成された文章やコードを直接加筆、修正できるため、少しだけ修正したいとか、ここだけこうしたいとか、小さな修正はAIに頼らずに、自分で簡単に修正することができ、作業効率が大幅に向上します。

Canvasの新機能を使えば、ブログ記事を生成後に特定の部分を強調したり、スタイルを変更するのも簡単です。また、ショートカット機能により、「文章のトーン調整」「内容の要約」「絵文字の追加」など、さまざまな操作がワンクリックで行えます。これにより、特に文章の質を高めたい人にとって、大変便利なツールになっています。

生成AIの新しい可能性

このCanvas機能は現在、ChatGPT Plusやチームプランの有料ユーザーに提供されていますが、今後は無料ユーザーにも展開される予定です。利用可能な方はぜひ試してみてください。例えば、記事を書く際に文章のトーンを「幼児向け」から「大学院生向け」まで自由に調整したり、コメントを付けて編集の提案を受け取ったりすることができます。

「文章のトーンを調整する」機能を使えば、読み手のレベルに合わせて文章を自由に変換できます。幼児にも理解できる簡単な説明から、専門的な深い内容まで対応可能です。また、特定の箇所をさらに詳しく説明するコメントを追加する機能もあり、文章のクオリティを高めるのに役立ちます。これにより、ブログ記事やレポートをより魅力的に仕上げることができます。

さらに、PDFやExcelファイルをアップロードして内容を要約したり、それを基にレポートを生成したりすることも可能です。難解な論文などを簡潔にまとめたり、要点を分かりやすく解説したりするのにも役立ちます。このように使うことで、情報整理の手間が大幅に軽減されるのがポイントです。

Canvasには「バージョン管理」機能もあり、編集した内容を元に戻したり、以前の状態に戻すことが簡単にできます。

クリエイティブな活動をサポート

ChatGPT Canvasはクリエイティブな活動のサポートに非常に適しています。例えば、ブログ記事を執筆する際に内容をチェックしたり、修正を行ったり、文章のトーンを簡単に調整したりすることができます。これにより、特定の読者層に合わせた内容作成が効率的に行えます。記事の執筆やコンテンツの編集において、質を向上させるための便利なツールとして活用できます。

特に、生成した文章に対して「改善提案」や「コメント追加」を行える機能は非常に便利です。これにより、文章の内容をより深く掘り下げたり、読者にとってわかりやすく改善することが可能です。また、文章のトーンを変更したり、長さを調整することも簡単に行えます。例えば、簡潔にしたい場合や、詳細に説明したい場合に応じて、ワンクリックで内容を変えることができます。

さらに、コンテンツ作成中に「重要なポイントを追加」したり、「絵文字を使って雰囲気を調整」することで、読みやすく親しみやすい文章を作成することができます。これにより、コンテンツの質が向上し、読者にとっても魅力的なものになります。

まとめ

ChatGPT Canvasは、これまでのChatGPTの使い方をさらに進化させる強力な機能です。文章やコンテンツの生成から編集、解説までを一つの画面で完結させることで、クリエイティブな作業が非常に効率化されます。特にブログ記事やレポート作成の際、その柔軟性は大いに役立ちます。

Canvasのインターフェースは非常に直感的でわかりやすいものとなっており、生成された内容を簡単に編集できるため、作業がスムーズに進行します。例えば、「もっと簡単に書き直す」などのリクエストも簡単に反映でき、これまでにない作業効率を実現します。

まだ試していない方は、この新しい機能をぜひ一度体験してみてください。

中小企業診断士 岡原慶高

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