事業再生の基礎知識

【第2回】 債務者区分を理解しよう!

前回、皆さん中小企業も金融機関からお金を借りていれば、格付をされています、というお話をしました。

この格付は、金融検査マニュアルの債務者区分(正常先、要注意先、要管理先、破綻懸念先、実質破綻先、破綻先・・・後日解説予定)にもとづいて、各金融機関の独自の方法により、企業の業績などの定量的分析と、業歴や経営者自身、市場、技術力などの定性的分析し、点数化することによって、さらに細かくランク分けされます。

以下は、金融検査マニュアル(信用リスク検査用マニュアル)より。(一部抜粋

) 正常先:
業況が良好であり、財務内容にも特段の問題がないと認められる債務者をいう

要注意先(要管理先含む):
金利減免・棚上げを行っているなど貸出条件に問題のある債務者、元本返済もしくは利息支払が事実上延滞しているなど履行状況に問題がある債務者のほか、業況が低調ないしは不安定な債務者又は財務内容に問題がある債務者など今後の管理に注意を要する債務者をいう。

破綻懸念先:
現状、経営破たんの状況にはないが、経営難の状況にあり、経営改善計画等の進捗状況が芳しくなく、
今後、経営破たんに陥る可能性が大きいと認められる債務者をいう

実質破綻先:
法的・形式的な経営破たんの事実は発生していないものの、深刻な経営難の状態にあり、
再建の見通しがない状況にあると認められるなど実質的に経営破たんに陥っている

破綻先:
法的・形式的に経営破たんの事実が発生している債務者をいう

もう少し分かりやすく(大雑把に)

正常先   :黒字
要注意先  :赤字、繰越欠損
要管理先  :要注意先のうち、元本または利息の3ケ月以上の延滞、貸出条件緩和
         債権(※1)がある債務者
破綻懸念先:赤字、債務超過、条件変更・延滞などがある債務者